【前回のお話は下記リンクからどうぞ】
【前回のあらすじ】
探偵マッチングサービスを通じて、
私の希望条件に合う探偵社と面談することが決まった。
マッチングサービスの担当者と話した、翌々日に面談が設定された。
私の気持ちは、少しずつ前を向いていた。
その一方で、探偵社との面談日程が決まった後も夫は相変わらず家に帰っていなかった。
毎日帰宅有無の連絡が来ることと、
子供たちの様子はどうか確認する連絡は必ずきていた。
そして、たまに仕事の合間に電話を掛けてくることがあった。
その時はいつも通り何気ない会話をするだけで、ものの数分で終わる電話のみだった。
探偵社との面談日程が決まり、ひと段落ついたところで気持ちに余裕が出てきた。
そして、あることを思い出した。
夫のInstagramアカウントだ。
相互フォローで繋がっている女性のストーリーズのスクリーンショット(おそろいのキーホルダー付きの合鍵を並べた投稿など)を見た後、
完全に気が動転してしまい、見る余裕がなくなってしまったが
気持ちが落ち着き、ふと思い出した。
夫のInstagramのアカウント名は、簡単に覚えることができた。(名前+日付だったため)
アカウント名で検索をかけると、夫のアカウントをすぐに見つけることができた。
さらに、夫のフォロワー数は5にも満たない。
夫と相互フォローとなっている、不倫相手のアカウント2つを見つけるのも簡単だった。
ひとつのアカウント(Aとします)は、写真・動画の投稿は少なく、時間経過によって消えるストーリーズ機能をよく使っているアカウントだった。
もうひとつのアカウント(Bとします)は非公開アカウントでしたが、アイコン写真が本人の自撮り写真で、私が見る限りだと夫と同じ職場で働いている女性と顔が一致しました。
Aのアカウントのストーリーズには、
スーツ姿で歩いてる時の自分の足+文字入れ投稿や、
パチンコ台の写真+「久しぶりにきた」
という一言コメントが入っていたり、
(夫はパチンコが大好きで、私と出会った当初に夫に誘わて行ったことがあった)
女性自宅?にあるローテーブルにチェーン店で購入したお弁当(2人分)などが置かれている中で、ゴールドの男性用腕時計が置いてある写真が載せられていたり、
(夫が付き合う前から身につけていたゴールドの腕時計のデザインとかなり似ていた)
自宅マンションのベランダ?屋上?から都心の夜景を写しつつ、タバコを持つ手(明らかに男性)が写り込む写真
など。
数日、女性の投稿を見ていたが
夫と思われる人物がチラつくような投稿が、ほぼ毎日あった。
そして、Aのアカウント名をX(当時のTwitter)で検索してみたところ、ヒットした。
同じアイコン画像を使用していたため、すぐに同一人物だと気付くことができた。