【前回のお話は下記リンクからどうぞ】









【前回のあらすじ】


夫の浮気疑惑は、夜の仕事をしている女性だった。


浮気ではなく「遊び」だったと主張し、

結局夫の浮気の証拠となるものを見つけることができなかったため、仲直りをした。


子供達のためにも、夫と良好な関係を築くことが重要だと考え、

夫婦円満のため、今後私は夫の行動・発言を気にせず、詮索しないことを心に決めた。









時期は、5月上旬。



キャバ嬢LINE事件の後、

それなりに今まで通りの日々を過ごしていた。



夫の仕事は閑散期のはずなのに、当たり前のように帰りが遅く、残業や休日出勤は当たり前。




「夫は仕事が忙しい」


という意識を常に持つことで、

例え帰宅時間が遅くなる嘘みたいな理由でも、すんなりと受け入れることができていた。


変な詮索も確認もせず、言われたことだけを受け入れて、言及せずにいた。




ただ、ひとつ。

夫が仕事から帰って、すぐに温かいご飯を食べられるよう、何時に帰ってくるか?だけは気にしていた。


今思えば、帰宅時間の確認は夫にとって

詮索しているようにも見えていたのかもしれませんが。






ゴールデンウィークは一斉休業する会社だったので、夫は家族の時間を取りつつ、

「休み明けの仕事が滞りなく進むように」と、仕事に行きつつも家の近くの公園に出掛けたりしてくれた。



「子供たちにとって、良い父母だと思ってもらえてたら嬉しいな」



そう思っていた頃、再び夫の言動や行動が変化していった。







季節は、夏に差し掛かる頃。


夫が突然「実家に帰る」と言い出した。




夫の実家は東北の方。


20歳で東京に上京してからは「実家とはほとんど縁が切れている」と言っていて、

ここ5年ほどは実家に帰ることもなかったと言っていたのに…。


特に理由を告げられることなく、夫は仕事終わりに新幹線に乗り、実家へと直行した。



19:30頃はLINEでやり取りをしていたが、それ以降は連絡が取れず。


深夜0時過ぎに「着いた?」と聞くと「新幹線で寝てた!」という返事がきたものの、その後はまた音信不通に。




翌日の朝・昼も連絡が取れず、だんだんと不安になってきてしまった。








新幹線で実家へと帰った翌日の夜だったか

翌々日の夜だったかは忘れてしまいましたが、


「ただいま〜」と機嫌良さそうに帰宅してきた夫は手に大きな紙袋を持ち、大人っぽいラフな私服を着ていて、紙袋の中にも他にも何着か購入した服が入っていたのをよく覚えています。



いつも、仕事で着るスーツを新調するよりも私服の購入頻度が少ない夫が「実家に帰って、着る服がなかったから買った」と言っていたが、納得できずモヤモヤしていた。





今回の夫の態度・行動で引っ掛かったのは、


・実家には何年も帰っていなかったのに、大きな理由もなく突然「帰る」と言い出したこと


・新幹線の中や実家に着いているであろう時間帯に、連絡が取れなくなったこと


・突然、自分の服を何着か購入してきたこと


・帰宅後、実家の話を一切しなかったこと




この出来事をキッカケに、夫のおかしな行動は増えていく…