♪ 宮津盲唖学校創立者にしてアララギの歌人 中村美穂(びすい)の詠んだ歌から 盲唖教育について たまの緒の命もちつつこれの世にもの言へぬ子に本を教ふる 松風の音を聞きつつ山寺に盲(めしい)の子らにもの教へ居り 丹後大震災のさなかに たまゆらはこの世のをはりと思ひけり唖や盲の手を引き逃げる 唖盲等わが教へ子を探さんと行く焼の原雨けぶるなり 関東大震災のとき、友人の無事を祈って 親もかも命も忘れ火の中に友をすくふととび入りにけり (彼は当時、東京盲学校師範部で学んでいた。写真は、宮津盲唖学校の所在した本妙寺)