♪ 現在の京都府視覚障害者協会は、かつて京都府盲人協会という名前でした。
「京都府盲人協会」の発足は、1948(昭和23)年の秋とされています。当事者による認識であり、それが尊重されるべきですが、歴史資料的には少し吟味の必要も面があります。1941(昭和16)年に結成された<京都府盲人協会>という団体があったからです。
このほど入手したのは、「京都府盲人協会」が1949年12月末現在の「概況」として発行した印刷物です。これに「沿革」の項があり、以下のように記されています。
「沿革 本会は昭和十六年に創立されたのですが、戦争中は名ばかりで殆んどたちぎえの形でした、本格的に活動を開始したのは昨年の秋ヘレンケラー女史再度の来朝を契機として、新たに京都青年鍼灸家文化連盟や共助会光明分会が一しょになって再発足して以来のことです、」
名ばかりの時期があって、それを組織再編によって再発足させたというわけですから、「1945年発足」という表現は認知されてしかるべきものと考えます。むしろ、これまで知られていない(と思われる)「京都青年鍼灸家文化連盟」や「共助会光明分会」とは?という新たな問いが生まれたようにも思われます。
【写真は、その印刷物の冒頭部分】
