4か月 | was in POLAND

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-ポーランド留学のぶろぐ-

GCMP時代一緒に活動していた大好きな仲間でありよきライバルであるさちほ(クリスマス前にワルシャワ来てくれる!^^)が、
留学して3か月ということでブログを書いていたので、私もこの3か月・・・ではなく4か月を振り返ってみようと思います。


ポーランドに来たのは7月下旬。
10年前に住んでいたイギリスよりもよく晴れるし、人は優しいし、ごはんおいしいしいいところ!っていうのが第一印象でした。

8月一か月間はポロニクムのサマースクールでポーランド語漬け。
でもその時は毎日新しいことに巡り合えるっていう新鮮な感じと、
ヨーロッパ中にお友達ができる!っていう嬉しさが、ポーランド語を勉強できる喜びに勝っていました。笑
授業は毎日あるから本当だったら毎日何時間も勉強しないと完璧には覚えられない知識量をやりました。でも、やりませんでした。
生活に慣れるのと、いろんなところへ行くのと、8月はそれでいっぱいいっぱいだった。

9月は、一か月の休み。私はこの休みを完璧に無駄にしたと思います。
というのは、もっと旅行や観光に行くべきだった!
ポーランドは冬が早く来るから旅行に行けなくなるということをすっかり忘れていました。
ポーランド来る前は留学準備で頭いっぱいだったけど、今思うと9月一か月間の予定までちゃんと立てて来ればよかったなと思います。
でも、そんな中で唯一行ったクラクフは最高でした。アウシュビッツへも行けたし、山岳リゾートザコパネでチーズもいっぱい食べました。
来年の留学生には9月は旅行にたくさん行くべき!と教えなくては。

10月からは授業がいよいよ始まりました!
最初は履修登録でわさわさ大忙し。現地のポーランド人も嫌いというよくわからない履修登録システム・・・こいつは今でも曲者です。
英語のレクチャーは、内容はわかってもまだ発言できないレベル。専門用語を英語で覚えるという壁は予想以上に高かった。しかも一年半しか日本にいなくて、取りたかった基礎科目も英語とかぶってとれなくて。基礎知識が明らかに足りていない自分に嫌気がさすこともしばしば。
でもそんなこと言ってないで前に進むしか道はないので、今できることを頑張ろうと思います。

ということで、今感じていること。

1. ポーランド語を勉強するのがとっても楽しい!
とにかく、今楽しいのは何よりポーランド語なんです。笑
授業時間以外に一番時間をかけて復習してるのもポーランド語。
私の今の目標は「ポーランド人と違和感のない会話ができるようになること」。
違和感のないような発音、文法。「通じればいいや」は嫌なのです。だって、そこでもう「ああ、この人は外国人だからね。しょうがないよね」って、対等な立場でいられなくなるんです。
だから今、超基礎な動詞の活用とか、必死でやってます(笑)

2. 「日本人(アジア人)ひとり」環境を作り出すことに成功!
マネジメント学部、結構アジア人多いんです。特に韓国と中国・・・・!
そして、こっち来て気づいたのが、日本にいると中国や韓国など近隣の国を敵対視してしまうけど、ヨーロッパに来ると「同じアジア」という意識が強くなり、ヨーロッパ人よりも一緒にいて居心地がいいということ。やっぱり、考え方とか、笑いのツボとか、話のテンポが似てるんですよね。

Chinese

(中国人の友達が家庭料理をご馳走してくれました★)
でもでも!
そこに甘えていてはいけないのです。笑
中国や韓国のお友達できたのもとっても嬉しいし、それはそれで楽しいけど、ヨーロッパの人たちに囲まれて英語で日常的に話すコミュニティに入りたくて。
運よくあるポーランド人の女の子と超仲良くなったので、そのお友達グループとも仲良くなり、今はウクライナ人、スペイン人、フランス人、ロシア人などなどいろんな国のお友達とパーティー行ったりしてます!

birthday

(写真は友達の誕生日パーティー)
日常会話は難なくできても、ヨーロッパの人にしかわからないジョークとかやっぱあって、みんなめっちゃ英語うまいから私は聞いて理解するので精いっぱい。でも一緒にいてすごく楽しいのね!今度は日本食作って彼らを招待する予定ですーーー♪たのしみ!

3. 食生活の大切さを実感
ワルシャワ大学の日本学科で25年ほど教えていらっしゃる先生にお会いしたとき伺ったお話ですが、「食」は人の体はもちろん、心も支える大切な要素なんです。


(先生にお寿司をご馳走になりました)

日本にいたときは、「ポーランドでは現地の食事を楽しもう!」と思って菜箸 もなにも持ってこなかった私ですが、こちらへ来て数か月して、本気で日本食を作り始めました。
最初は花嫁修業くらいにしか考えていなかったんですが(笑)、
自分がほっとする味、ごはんは、健康維持のためには欠かせないものだと気づきました。
加えて、「三角食べ」の重要さ。一人暮らしだとワンプレートで済ませてしまうことが多いのですが、やはり白いごはん、おかず、汁物、の三角食べは食べているときの幸せも2倍ですし、満腹感や満足感も違います。そしてなにより健康にいい気がします。
寒くなってからよく味噌汁を作るようになり、三角食べの素晴らしさを実感しました。

海外在住のみなさま、食には気を遣ってできる範囲で(お金を多少だしても)適度に日本食をつくることをお勧めします。

4. 素敵な日本人の方々との出会い
ワルシャワに住んでいるからこそ出会える、素敵な日本人の方々がいます。
教授の方々、企業の方、学生、様々なフィールドで活躍する日本人の方々にお会いできてうれしい限りです。
最近はポーランド日本情報工科大学で教えていらっしゃる先生の授業に参加させていただいたりして、日本の文化や歴史をポーランド語で学んでいます。
なんとも不思議な感覚ですが、ポーランド語と日本史を一度に学べる充実した時間です。


(先生、クラスのみんなと記念撮影)

江戸時代から明治時代の身分制度の変遷についてプレゼンを頼まれ、近々発表することになりました。。日本史は全く私の専門ではありませんが、「海外に日本の文化や歴史を発信したい」というのも留学の一つの目的。全力でやりたいと思います。


長くなりましたが、読んでくださった皆様、どうもありがとうございます。
気づけば留学も3分の1が過ぎてしまいました。残りの3分の2、まずは厳しい冬を乗り越えることから頑張って行きたいと思います!


risa