子供の誕生日にキッシュを作りました。
ココットのカラーピーマンとささみの
甘酢和えは、ささみを酒蒸しにして割いてあるんですが、すごくおいしくて好き!
最近読んで面白かった本
・52ヘルツのクジラたち 町田そのこ
今年の本屋大賞の本。本屋大賞だけあって、外さない!面白かったです。虐待を受けて育った女の子が大分の海辺の祖母にゆかりのある町で、再生していく話。透明感があってもの悲しい。ロマンチックでもあり。。
・ルーム オブ ワンダー ジュリアン・サンドレル
フランスで作家デビューとともに話題となった作品だとか。2018年に日本でも出版。全世界で奪いあうように翻訳されたそう。
12歳の息子が交通事故で植物状態となった母子家庭の母テルマが息子の荷物を見ていたところ、息子のやりたいことリストが見つかった。主に2つ。一つは、東京に行くこと。二つめはブダペストのカラフルな塗料をかけるマラソンに出ること。入院中で意識がない息子に、オンラインで様子を伝えようと、東京にママが来た珍道中が面白い!作者もコロナ前に絶対東京に来て、いろいろ体験してるんだろうなー。コスプレ、ポケモン、明治神宮などなど(他もいろいろ)のキーワード!日本人なら、にやにやして読んでしまいます。恋あり、息子の再生を願う母の強い気持ちあり、母のさらに母との確執などなど、いろんな要素が絡んでジェットコースターのように話が進みました。
・舟を編む 三浦しをん
映画化、漫画化、アニメ化した小説。広辞苑みたいな巨大な辞書を編集する編集者の話。大渡海という名の巨大辞書を作るのに、10年以上かかる気の遠くなるような編集に情熱を傾ける営業ではぱっとしない変人の20代後半の馬締くん。かなり天然だ。言葉に対する繊細な感覚とかを見込まれて編集に没頭する姿が素敵だ。笑いあり、恋ありで楽しくて、感動的だった。営業の能力が高いチャラ男の西岡の馬締に対する嫉妬とかいろんな登場人物がいい。辞書は言葉という大海原を航海するための舟、という表現が面白い。
・ドミノ 恩田陸
めちゃくちゃだ。めちゃ長編というわけでもないけど、主人公が27人と1匹。これ、人を覚えれるのかな?と思いつつ読む。27人以外にも登場人物いるし。だけど、不思議に読めちゃう。27人と1匹が絡んでドタバタ劇となる。で、27人がそれぞれ個性的でキャラがはっきりしてるし、面白い!濃いいキャラの人たちの笑えるシーンもあってあっという間に読めた。
・かか 宇佐見りん
大学生が書いたって思えない、瑞々しくてきれいで完成していて、びっくり。期待の新星だからか、図書館で予約してから本が来るまでに、数か月かかりました。川上未映子さんの「乳と卵」みたいに、だらだらとひらがなの多い長い湿気を感じるような文。変に方言も混じっているので、最初少し受け付けない気持ちになったけど、そこを押して読んでいったら面白くなりました。
精神がかなり幼い10代後半の女の子と、さらに精神的にかなりやばいお母さんの親子。内容はそれほどないんだけど、切迫する孤独とか自立への渇望、母が大好きだけど鬱陶しくて、でも救いたいというせめぎ合う気持ち、意地悪い気持ちいろんな感情の変化が生々しかった。
・おらおらでひどりいぐも 若竹千佐子
70代女性が主人公。作家本人も、60代になってから、小説を書き始めて大ヒットになったと。最愛の夫が亡くなり、引きこもりになっていたところを、息子が小説教室を勧めてくれたらしく、書き始めた方らしい。
話の中の主人公の桃子さんも、大好きだった夫がだいぶ前に亡くなった女性。一人暮らしでちょっと独り言も多く、記憶も散乱してるし、考えも考え散らすという感じ。そんな女性の過去と現在をいろんな記憶や思ったことをまとめて、最愛の夫を失った後、自分の能力も体力も弱っていく中で、自分を静かにゆったり見つめて再生していく話。すごい面白くて、母にも勧めました。
・百年泥 石井夕佳
男に騙されて借金を負わされた若い女性が、元夫のおっさんに紹介してもらってインドで日本語教師として働くというもの。マジックリアリスムって感じで、現実にはありえない設定がいろいろあった。独特な軽い口調やインドのナンセンスに突っ込む感じが旅行記風でもあり、なんどもいい味だしてて、独特な価値観の世界が面白かった。
・百年の孤独 ガブリエル・ガルシア=マルケス
コロンビアの文豪。超長かった。たぶん100~200年前くらいの設定か。100年間のブエンディア家の歴史をたどったもの。面白いんだけど、名前が代々かぶりすぎててツライ・・。アルカディオと名前の付いた人が5人、アウレリャノと名前の付いた人が22人・・・。一族は執拗にこの二つの名前を子孫に付けまくったのだ。
現実世界には影響しないけど、平気で死者の幽霊はうろついてるし、やたら占いあたる女の人がいたり、変な人がいっぱい。これはこう、と世界のものごとがカテゴライズされてなくて、曖昧でぐちゃぐちゃな認識なままのものが多い。文明前っぽいというか。行動も感情も原始的できらきらしてパワフルだった。そしてたくさんの人が出るけどみんな孤独。虫とか不快な表現も多いので、そういうのが苦手な人はやめた方がいいだろうな。
男性の作家の作品も読んだんですが、面白いと思ったのは、最近はたまたまですが、女性のものが多かった!といってもジュリアン・サンドレルとガルシア=マルケスは男か。