最近、多くのご注文をいただいているメビウスの輪のリングですが、少しずつアレンジを重ねて、デザインが進化してきています。
もっとも最近、作らせていただいたメビウスの輪のリングは、こんなふうに無限ループの「∞」が見えるようなかたちになっています。
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これは、アルミニウムで作った試作なので比較的削り出しが簡単なのですが、このかたちを切削加工が難しいタンタルで作るとなると、非常に大変です。
こちらの完成品と、削り出す前の材料の状態を
→ http://ringology.org/banana/2062357
見比べると分かりやすいのですが、減った部分はすべて手作業で削り出しています。
この、無限ループのメビウスの輪のデザインは、NC加工機で、たとえ5軸加工が出来たとしても、機械とプログラミングでは出来ないでしょうし、鋳造ができないタンタルは光造形で成形することもできません。
手作業でしか、仕上げられない形なのです。
そして、おそらく、この先もずっと手作業で作り続けるしかないでしょう。
思えば、代官山工房をはじめて、一番はじめに注文いただいたデザインも、タンタルのメビウスの輪のデザインの結婚指輪でした。
いまでも、メビウスの輪のデザインを手で削り出して一個ずつ作っているところは、他にないですし、毎回ご注文いただいた方に合わせてお作りしているので、2つとして同じものが無いのも、このデザインの特徴です。
そして、実際に身につけてみると、ねじったかたちが、指に沿うようにピタッとフィットします。
先日も、こんなふうに、お打ち合わせの現場で、その場でヤスリで削り出して指へのなじみ方を調整して、デザインを決めさせていただきました。
あなたのために、もっとも理想的なかたちをお作りさせていただきます。
こちらに、これまでにお作りしてきた、様々なメビウスの輪のデザインがありますので、ご覧いただければと思います.
→ http://ringology.org/