もしや妊娠中毒症? | ロワールのほとりで。

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パリからロワール河のほとりの街に引っ越しました。失業から起業に向けての活動や子育てのことなどつづります。

ここ数日足のむくみがひどく、指で押すと戻らない箇所もあり、赤みもあり、だんだんひどくなるようなので、友人からもらった妊娠・出産百科を調べると、妊娠中毒症の可能性ありとのこと。

妊娠中毒症の症状とは、以下の3つ。
 ・高血圧
 ・尿たんぱく
 ・手足のむくみ(特に指で押すと戻らないのは要注意)
高齢妊娠の人はなりやすいらしい。

1週間前の麻酔科医との面談時に血圧を測ったけど、問題はなかった。
3週間前の検診時にした尿検査でも問題はなかった。
だから単なる妊婦によくあるむくみかなと思ったが。。。

夫はフランス語の妊娠本を開き、「重症化すると母子ともに死に至る場合もある」という箇所を読んで、急にひどく心配し始めた。

その本では、妊娠後期に入ったら10日ごとに尿検査をして蛋白が出ていないかしらべることを勧めているので、夜の10時を過ぎているにもかかわらず、「今から薬局に行って尿検査キットを買ってくる!」と言い出した。

私はそれよりも、産院の救急に電話して症状を伝えてみた方がいいと提案。
もし必要なら来いと言うだろうし、そうしたら尿検査も血圧も測ってくれるだろうから。

そこで夫が電話すると、「心配ないとは思うけど、念のため来て」と言われ、どきどきしながら二人で出かけた。

救急に到着してみると、思ったより閑散としていて、受付には3人の看護婦が暇そうにしていた。
まずは尿を採取。
そして別室に連れて行かれ、診察台に乗る。
しばらくして助産婦の学生が来て、血圧を測るが問題なし。
尿検査の結果も問題なしとのこと。
お腹にジェルを塗って器具がとりつけられると、脇に置いてある機械から赤子の心音が聞こえてきた。
こ、これがうわさのノンストレステストってやつか!?

それからいろいろ質問される。
陣痛はあるか?→生理痛みたいのが日に2、3回ある。
摂取している薬は?→マグネシウムと鉄剤。カンジダ治療薬Lomexinの膣剤とクリーム。
家族の既往症は?→父の糖尿病と母の高血圧。
頭痛はないか?→ない。
目がちかちかしてハエが飛んでいるようなのが見えないか?→ない。
足の赤みが出ている部分を日光にさらさなかったか?
・・・
あ!そういえば、日曜日にParc Floral のジャズフェスティバルに行き、日向で鑑賞したんだっけ!それに最近よく履いているマタニティ用のパンタロンはちょうど赤みのある部分の上までの丈。。。

「血圧も尿も正常だし、むくみは妊娠中によくあることだし、赤みは単なる日焼けのせいだと思うんだけど、念のため同僚の意見を聞いてくるからちょっと待ってて」と彼女は言い残し、一旦出て行った。

夫と顔を見合わせて、「なんだか心配しすぎだったかな。僕らちょっと滑稽だね。。。」と。
赤子の元気な心音を聞きながら待つこと数分、さっきの学生と、助産婦の研修生らしき女性が入ってきた。

彼女は学生と同じ質問をし、むくんでいる部分を見て、「ぜんぜんむくんでないじゃないの!」と。
「いやでも、今まで普通に履いてた靴が履けないくらいむくんでるんですけど」と訴えると、
「妊娠中は普通そうなるのよ。心配いらないわ」と軽くあしらわれた。

それからさらに2度血圧が測られ、数分間心音測定を続けた後、異常無しで診察終了となった。
最後に研修生は、「今後もし、破水・出血・陣痛のどれかを感じたら救急に来てね」と。
夫はこの言葉を皮肉と受け止めたようで、むくんでるくらいなら来るなってことかと解釈していた。。。

そんなわけで妊娠中毒症の心配は杞憂に終わったのだった。
それでもちゃんと検査してもらって問題がないと分かってほっとした~。



実は私が見た妊娠・出産百科は1998年の出版で、情報も古かったようだ。
ネットで調べるに、2005年以降は妊娠中毒症とは呼ばず、妊娠高血圧症候群といい、あてはまる症状からむくみは外されているらしい。
むくみは妊婦の30パーセントが経験するもので、高血圧がいちばん要注意だかららしい。


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