【おはよう】
とサインで挨拶ができるようになっていたある日
ふと、音声の言葉でおはようを認識しているのか、
サインで認識しているのかと、気になり、
無言で【おはよう】とサインだけで挨拶をしたことがあります。
わが子のお返事は
【おはよう】とサイン。
そして、笑顔でした。
なんだかそんなことを試してしまったことが悔やまれるくらいの笑顔でしたが、
音声の言葉だけでなく、お手ての動きでも、言語を理解しているんだなと
確認できた朝でもありました。
「これ何だ?なんて言ってんの?」
お父さんは、何度【おはよう】のサインを教えても毎朝尋ねてきました。
「おはようだよ。」
毎朝そんなやり取りを繰り返してましたが、
そのうちお父さんにも【おはよう】のサインが浸透して
尋ねられることはなくなりました。
お父さんと触れ合う時間がなくても
ベビーサインを通して、朝の短い時間もお父さんとコミュニケーションが
とれたことはよかったです。
「サインやってなかったら、なに喋ってるかわかんないよね。
サインってすごいよね。言いたいことがわかるもんね。」
というのがわが家のお父さんの感想です。
私は日本語の中で美しいと思っている言葉が2つあって、その一つが
おはよう、です。
深い意味はなく、朝、最初に挨拶するこの言葉を単純に美しいと思っています。
なんとなくだけども、朝起きたら【おはよう】って挨拶するんだ、
挨拶することでコミュニケーションがとれるんだ、
ということをベビーサインを通して
わが子が小さいうちから伝えることができていたら、
それはやはり素晴らしいと思います。