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今回のテーマ
骨髄穿刺に続き、腰椎穿刺について書きます。
それではSTART▶️
腰椎穿刺とは
【医療用語(日本語):ルンバール】
髄注と呼ばれることもあります。
【中国語訳:脊髓給藥 / IT / 背針】
腰椎内のくも膜下腔(くもまくかくう)
に針を刺し脳脊髄液を採取する方法です。
くも膜下腔は脳〜脊髄で繋がっているため
腰の下に針を刺します。
▲
灰色部分がくも膜下腔
📖:こちらから引用
腰椎穿刺の目的
さまざまな疾患の有無を
調べることができるそうですが
白血病の患者さんが
ルンバールを行う目的は以下です。
・がん細胞の脳内への浸透の有無を調べる
・がん細胞の脳内浸透予防のための投薬
投薬も髄液を抜き取った場所と
同じ場所から行われます。
腰椎穿刺の過程
骨髄穿刺と同じく、
大人では局所麻酔をしてから
専用の針(ルンバール針)を用いて
穿刺を行いますが
子供だと動いて危ないなどの懸念から
全身麻酔を採用するのが
一般的だそうです。
りんごちゃんも毎回全身麻酔です。
処置の時間は10分ほど。
処置後は30分間傷を圧迫します。
私たちの病院の場合は、
麻酔室で
血液内科の医師により腰椎穿刺を行った後
(この時付き添いは一度退室)
家族が回復室に入り
傷の圧迫をします。
その後、血圧・体温・心拍に問題が無ければ
病室へ戻ることができます。
その他
・術後1時間以内→うつ伏せ寝
・術後4時間以内→絶水絶食
・うつ伏せ寝終了後6時間以内→仰向け寝
などが決められています。
麻酔の効果や投与された薬の影響で
頭痛や眩暈、吐き気や嘔吐などの
症状が出る場合があるので
安静にします。
りんごちゃんの場合
初期の頃は副作用は全く出ませんでした。
しかし、4ヶ月目くらいから
嘔吐と眩暈が出てきました。
今は比較的落ち着いて、
吐き気のみで済んでいます。
それでも腰椎穿刺をした日は
起き上がるのがしんどいらしく
就寝時間までベッドに横たわる
事も少なくありません。
ちなみに、穿刺の痕は骨髄穿刺と違い
ごく小さな痕です。
検査の時期
基本的には
各入院治療が始まる日に行います。
クールによって頻度は異なります。
現在りんごちゃんは月に1度
行っています。
▲
先日、腰椎穿刺をしてきました。
術後1時間はうつ伏せ寝をします。
骨髄穿刺との違い
骨髄穿刺は骨髄液を採取するのに対し
腰椎穿刺は脊髄液を採取します。
現在のりんごちゃんの場合
・骨髄穿刺→MRDの検査
・腰椎穿刺→薬の投薬
が主になっています。
骨髄穿刺とMRDについて
今回の記事は以上です。
骨髄穿刺と腰椎穿刺は
似ているようで混乱しやすいですが
実は方法も目的も異なります。
♡ご覧いただきありがとうございました♡
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