白血病についての概要です。
本や論文、テレビなどで
知識を付けたつもりですが
もし至らない点がありましたら
ご教授ください🙇🏻♀️
白血病とは?
白血病とは
簡単に言うと【白血球のがん】です。
一般的には血液のがんとして
知られているかもしれません。
血液のがんの仕組みとは?
白血球は骨髄で作られます。
白血病は、白血球を作る細胞が
骨髄の中で異常をきたし、
その異常な細胞が増え続ける病気です。
この異常な細胞は『白血病細胞』
と呼ばれています。
白血病の名前の由来
白血病が発見された当初
この疾患にかかった患者さんの血液が
白く変化していた為「白い血の病」
つまり
白血病と呼ばれるようになったそうです。
この白い血と呼ばれるものの正体が
『白血球』
です。
人の血液を遠心分離すると
白血球は半透明
もしくは白色の層になって現れます。
白血病の患者さんは異常な白血球が増え続け、
この白い層が厚みを増します。
また、この病気にかかると、
血液の赤い色の素である
『赤血球』が減る患者さんが多くいる為
【異常な白血球の増加+赤血球の減少】
で白っぽい血液に見えます。
白血病の種類
一言に「白血病」と言っても
さまざまな種類があります。
大まかに分けると次のようになります。
⚪︎慢性リンパ性白血病⚪︎
⚪︎慢性骨髄性白血病⚪︎
⚪︎急性リンパ性白血病⚪︎
⚪︎急性骨髄性白血病⚪︎
*少し説明が難しいので図で補足しました*
本当は他の細胞も有るのですが
白血病を理解するにあたって
重要な細胞はこれくらいかな😶🌫️💭
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
本当に大まかに分けるとこうなるのですが
先日のブログでりんごちゃんの病気は
「急性リンパ性白血病(B-ALL)」
と書いてあり
『B-ALLって何だ?』
と思われた方もいるかも知れません。
ここでは説明が長くなってしまうので
次の記事でこの
『B』について触れようと思います。
白血病の判断基準
まだりんごちゃんが入院したばかりで
白血病だと発覚していない時
担当医から次の可能性を提示されました。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
① EBウイルス感染症+貧血
娘にEBウイルス感染症に似た症状があったため。
② 再生不良性貧血+感染症
③ 白血病+感染症
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
判断基準は⋯
【白血球・赤血球・血小板】
全ての数値が基準値以下
📷写真は入院初日のりんごちゃんの血液検査の結果です。
🩸白血球→1,900(基準値:5,500~10,000前後)
🩸赤血球→346万(基準値:380万~550万前後)
🩸血小板→97,000(基準値:130,000~400,000前後)
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
先程、白血病になると異常な白血球が増える
と書いたので
白血球が少ないなら白血病は否定されるのでは?
と思われる方もいらっしゃるかも知れません。
しかし
初期の段階だと白血球が減少している
場合もあるとの事です。
白血球減少の原因は
感染症にかかっている場合か
骨髄の機能が低下している場合
が考えられると思います。
以上の疾患の場合
この様な数値になる可能性が高い
との事でした。
まず①の抗体検査をし
EBウイルスが否定された場合は
骨髄液を採取し、
白血病細胞があるかどうかを調べる
と言う説明でした。
りんごちゃんの場合
①の可能性が否定されてしまったので
②か③をはっきりさせるために
骨髄検査をしました。
検査の結果
白血病細胞が見つかってしまったので
白血病との確定診断が下りました。
検査の結果はすぐに出ました。
顕微鏡で見れば分かるそうです。
その後、遺伝子などの詳しい検査をするため
採取した骨髄液を
台北の大学病院に送りました。
遺伝子検査が必要な理由は次の記事で書きたいと思います。
因みに、入院した段階では
担当の先生は一般小児の先生だったのですが
この血液検査の結果を見てすぐに
担当医は血液腫瘍内科の先生に交代しました。
とても早い段階での交代で
入院から肉眼診断まで初日含め4日でした。
今回の記事は以上です。
結構分かりにくくなってしまった..🙉💥
とても複雑なので
私自身、理解するのに時間がかかりました🥲
♡ご覧いただきありがとうございました♡