技術畑の回想録 -16ページ目

技術畑の回想録

技術者であり、かつて天文ファンでもあり、インターネットが無い時代等、現在・過去含めて印象に残っている内容を思い出しながら様々な分野の情報発信をしていきます。

今から、約25年前、豚舎で使用する、温度調節器の設計・製作を依頼された事があります。

納品から数年後、ヒューズホルダーが溶けるという連絡を受け、部品単体での実験結果、長時間の連続使用の場合、ヒューズホルダーが解ける事が判明しました。

出荷台数はすでに1,300台を越えていましたが、使用場所が九州・沖縄地区がほとんどだったので、メーカー同行で、九州・沖縄のほぼ全台数のヒューズホルダーを現地にて実績のあるタイプに交換を行いました。

 

溶解したヒューズホルダーは当時の新製品であるワンタッチ着脱式で、メンテナンス性を考慮して選定した物でしたが、結果的に選定ミスでした。


設計者自らが、交換に行った事で印象も良く、さらに、使用状況を直接現場で確認する事で、今後の改善ポイントも明確となり、有意義な出張対応になりました。

20年前に退職しましたが、私が設計・製作したこの製品は、今も当時のままの状態で継続販売されており、嬉しい限りです

学生時代に一般教養の授業で、選択科目がありました。

 

経済学は期末試験がありますが、社会学はありません。ただし、社会学は夏休み中に課題があります。


前評判では、経済学が圧倒的人気でしたが、私は、少数派の社会学を選択した結果、経済学受講者は140人社会学は20人でした。

そして、夏休みに社会学の英語論文を日本語訳する課題が有りました。

当時、インターネット等なく、英和辞典のみでの翻訳作業のため、相当な時間を費やしましたが、休み明け、この課題を提出したのは私だけでした。

私の場合、物事を選択する時、少数派を選ぶ傾向があります。

 

あなたはどっち?

仕事に対する心構えとして、いつも思っている事があります。

人間が創造した物、人間が理解できないはずが無い

 

という持論です。

新入社員の場合は特に、先輩からの引継ぎ業務であったり、今ある物の改善や改造等の業務があります。

この場合、過去の資料から経緯等を分析する必要があり、大変な労力を必要とします。

このような状況では、分からない事ばかりで、挫折する事があります。

しかし、過去の案件は当然ながら、人が関わって作り上げたものです。

神が創造した物で無い限り、同じ人間であれば、絶対に理解できると信じて、業務を遂行すると、必ず糸口が見えてきます。


お試しあれ!