部品が溶解 | 技術畑の回想録

技術畑の回想録

技術者であり、かつて天文ファンでもあり、インターネットが無い時代等、現在・過去含めて印象に残っている内容を思い出しながら様々な分野の情報発信をしていきます。

今から、約25年前、豚舎で使用する、温度調節器の設計・製作を依頼された事があります。

納品から数年後、ヒューズホルダーが溶けるという連絡を受け、部品単体での実験結果、長時間の連続使用の場合、ヒューズホルダーが解ける事が判明しました。

出荷台数はすでに1,300台を越えていましたが、使用場所が九州・沖縄地区がほとんどだったので、メーカー同行で、九州・沖縄のほぼ全台数のヒューズホルダーを現地にて実績のあるタイプに交換を行いました。

 

溶解したヒューズホルダーは当時の新製品であるワンタッチ着脱式で、メンテナンス性を考慮して選定した物でしたが、結果的に選定ミスでした。


設計者自らが、交換に行った事で印象も良く、さらに、使用状況を直接現場で確認する事で、今後の改善ポイントも明確となり、有意義な出張対応になりました。

20年前に退職しましたが、私が設計・製作したこの製品は、今も当時のままの状態で継続販売されており、嬉しい限りです