燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」 -12ページ目

今日の御紹介は「城崎温泉 鴻の湯」なのです。

燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

<スーパー銭湯度☆☆☆>
さあ、ワタクシのブログによる城崎温泉の外湯巡りも佳境に入って参り
ました。今日御紹介する「城崎温泉 鴻の湯」を含めて、あと2つです。
城崎温泉街の中で一番奥のエリア、地元の人々だけでなく城崎温泉
を訪れる人々の信仰を一心に集める「温泉寺」が所在する大師山の麓
に城崎温泉、最古の言い伝えがある「鴻の湯」があるのです。
その最古の言われは1400年前、舒明天皇の時代にコウノトリが痛めた
足を、その御湯で癒したという伝説が由来で、なるほど建屋入口には
その伝説を再現したようなコウノトリの実物大フィギュアがあります。
幸せを呼ぶ鳥、コウノトリからの言われでしょうか「鴻の湯」は夫婦円満
そして不老長寿に御利益があると言われ、すぐ近所には鴻野湯神社が
鎮座するのです。そんな鴻の湯は城崎温泉の外れ近くに位置するの
ですがヒッソリとしているエリアではありません。
城崎温泉街の中でも1、2を争う人通りと交通量の多い湯の里通りと
温泉を楽しみにきた観光客の殆どが訪れて手を合わせる温泉寺界隈
とあって、賑やかな人の波が絶えないエリアなのです。
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加えて鴻の湯の隣には豊岡市営駐車場もあり、城崎温泉外湯と並ぶ
観光スポットである大師山と温泉寺を通ずる「城崎温泉ロープウェイ」
の城崎温泉駅の付近には、城崎温泉の源泉を気軽に楽しめる足湯
「薬師ポケットパーク足湯処」もあって観光バスの団体客が絶えない
エリアなのです。因みに「薬師ポケットパーク足湯処」は足湯利用は
無料ですが、タオルを持っていかなければなりません。もし忘れても
タオル販売もあります。泉源を利用した温泉玉子場もあって温泉玉子
も楽しめます。温泉玉子を食しながら城崎の大自然に抱かれる。
温泉の醍醐味ですよねぇ~!
という訳で鴻の湯の周辺は賑わいが絶えないエリアなのであります。
ですが、鴻の湯はそのイニシエの歴史を感じさせる重厚な建屋でして
玄関前に広がる純和風の庭園、そして日本家屋そのものの白壁を
あしらった清潔感溢れる外観、その日本瓦の奥に広がる森の木々に
御風呂への期待を高めざるを得ません。
さあ、館内へと参ります。純和風木造建築の格子戸を開けると天井の
梁が更なる和を感じさせます。玄関内スグ横のフロントで受付を済ませ
ます。館内は決して広くありません。団体客が押し寄せると人口密度を
感じます。休憩スペースもコジンマリとした印象ですね。
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肝心の御風呂のインプレッションであります、脱衣所から大浴場へと
向います。御風呂はシンプルに内風呂に大湯船が一つで、他の外湯
で見られたように、深めの湯船です。真ん中に大湯船、その周りには
洗い場、という構成です。そして鴻の湯の一番の特色が露天風呂で
あります。入口の看板に「庭園風呂 鴻の湯」と書かれる程の御自慢
の御風呂でして、露天風呂には和風「庭園風呂」が一つだけの非常に
シンプルな御風呂です。サウナもモチロンありません。
内風呂と違い、浅めの岩風呂でありますがタタミ20畳はあろうか、広い
スペースがあります。その庭園風呂の周囲を彩るのがシッカリと手入れ
された樹木の数々、裏山の自然の光景さえ、その庭園に取り込んだ
風光明媚な景観の御風呂なのであります。ただ残念なのは内風呂の
右奥から庭園風呂に行くのですが湯船の出入口が余り広くなく、奥に
広がる形ですので、人を若干かき分けて、奥の湯船に行かなければ
なりません。こういった場合は御互い譲りあって御風呂を楽しみたい
ものです。また、床の石畳以外は木造建築が多数使われていますが
男湯と女湯の仕切りさえ木造なのです。その事が更なる和風感そして
開放感を生み出しています。御風呂の泉質は若干、白く濁っていて
真珠泉のような感じです。源泉に近い場所だからでしょうか。
先ほどは足湯で、そして鴻の湯で庭園風呂に浸かり自然と一体となる。
温泉の醍醐味ですよねぇ~!
以前はこの庭園風呂が城崎温泉の外湯で唯一の露天風呂でしたが
平成3年に新たな浴槽を加えてリニューアルオープンしたのでした。
次回のリニューアルで更なる進化を遂げて欲しいですね。

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<御気軽度☆☆☆>
営業時間が夕方4時から夜11時までと短いの御注意下さい!料金は
大人600円・小人300円と外湯の中ではアベレージです。しかしながら
市営駐車場に隣接しているのでマイカー派には嬉しいかも。ですが、
19台分のスペースしかないようです。

<レジャー施設度☆☆☆☆>
鴻の湯館内には休憩スペースはありますが、長時間の滞在は望むべ
きではないでしょう。もちろんマッサージや御食事処はありませんので。
しかし館内を一歩外に出れば、温泉街ですし飲食店や御土産物が軒
を連ねています。是非訪れて頂きたいのが大師山の城崎温泉ロープ
ウエイと温泉寺であります。文豪や俳人の石碑もあり散策にはオススメ
なのであります。城崎温泉にて一句詠めそうでしょ!
なお、上記の情報は必ず城崎温泉観光協会公式サイトなどで御確認
の上、御訪問下さいねっ!

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<城崎温泉観光協会-七つの外湯めぐり~鴻の湯~>
http://www.kinosaki-spa.gr.jp/infomation/sotoyu/meguri/onsen.html

参考及び引用サイト
豊岡市役所 温泉課 ホームページ
「集中配湯管理施設」
http://www.kinosakionsen-zaisanku.com/syuchu/03.html
「城崎温泉写真集」
http://www.kinosakionsen-zaisanku.com/photo/index.html

今日の御紹介は「城崎温泉 御所の湯」なのです。

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<スーパー銭湯度☆☆☆☆☆>
さて、「一の湯」からスタートしたワタクシ、燐夢の「城崎温泉 外湯」を
巡るブログも、中間地点に差し掛かって参りました。
「一の湯」を皮切りに「柳湯」「地蔵湯」と巡り「さとの湯」を体験しまして
今、一度、温泉寺の方面へ向いました。目指す5つ目の城崎温泉外湯
は「御所の湯」なのであります。「御所の湯」を含めて後、3つの外湯
のブログがありますが、最後までドウゾ、宜しく御付き合い下さいませ。
「一の湯」から城崎温泉街を流れる大たに川の北側を通って「さとの湯」
へと到達しましたが、今度は南側を通って一路、「王橋」を目指します。
「一の湯」の通り沿い、「地蔵湯」まで柳並木がユラユラ枝垂れる道は
この城崎温泉街でも名所中の名所でありますが、その川の向こう側
にも温泉情緒を色濃く残す風景があります。このエリアには老舗の
温泉旅館が集まり、城崎温泉をコヨナク愛した文豪の資料を展示した
文芸館もあり、外湯のエリアの観光客の賑わいからはヒッソリとして
いますが、温泉旅館の佇まいは城崎温泉ならでは、であります。
その温泉旅館でありますが、城崎温泉で温泉を楽しむことができる
温浴施設は外湯だけではなく、これら温泉旅館もそれぞれ独自の
温泉を楽しむことができるのです。

燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」
しかしながらその源泉は外湯と同じなのであります。「城崎温泉 柳湯」
の回で述べたように、行政の管理する「集中配湯管理施設」によって
一括管理されているのです。この事に関して興味深い記述があります。
豊岡市温泉課公式サイトの「城崎温泉の沿革」「旧城崎町の概況」に
興味深い記述があります。ワタクシ、燐夢が引用して述べてみます。
明治22年に湯島村(現在の城崎町湯島)が施行され、更に明治28年
に城崎町(旧城崎町)が施行され、同年に外湯の運営が「湯島財産区」
に移管された、そうです。そうして大正14年の北但大震災による復興
を経て昭和7年までに外湯は新築となりましたが、この時期と前後して
ある事件が起こります。「内湯訴訟問題」です。
昭和2年に、ある旅館が敷地内から湧出する温泉を旅館内の浴槽で
の利用をし始めたことを発端に、温泉の利用権を巡って湯島財産区と
の紛争に発展したのだそうです。ところで、この「湯島財産区」とは?
と御思いのオマエタチ皆々様もおいででしょう。財産区をウィキペディア
で検索したところ次のような記述を見つけました。「市町村合併の際に
旧市町村が所有や管理していた土地や財産を新市町村に引き継がず
に旧市町村の地域で管理、処分するために設置される行政組織。~
略~」とあります。(ウィキペディア 特別地方公共団体)
要は普段、ワタクシタチが居住する市町村内にもう一つの行政団体が
存在し、「財産区」の指定を受けたエリアの住民は、その「財産区」の
「区民」でもある、ということなのだと思います。
そして、その「区」は議会を持つことができ、その区会議員は公職選挙
法の規定が準用される全区民の投票によって選出される、とのことで
「城崎温泉」という街全体が観光資源であるこのエリアが「湯島財産区」
となったのも当然と言えると思うのです。
それで、前述の「内湯訴訟問題」ですが昭和25年に双方和解し、解決
したそうでありますが、この和解後に「城崎温泉新泉源掘削拡充計画」
が持ち上がり、その後に「温泉集中配湯管理施設」ができたそうです。
ワタクシが思うに「温泉集中配湯管理施設」が出来、行政が一括管理
することで城崎温泉のすべての温浴施設への均一かつ安全な温泉の
安定供給が、外湯を含む各温浴施設の独自性を打ち出す結果となり
ワタクシタチが安心して、安価に、安易に温泉を楽しめるようになった
ことは素晴らしいことだと思うのです。
燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

さて話が凄く飛びましたが、その「温泉集中配湯管理施設」の恩恵を
受ける城崎温泉 外湯でありますが、今日御紹介する「御所の湯」は
その恩恵を充分に感じる、壮大な御風呂なのであります。
城崎温泉街のシンボル的風景である「王橋」「一の湯」の前を横切って
「湯の里通り」に入ると、土産物店と飲食店が立ち並ぶそのエリアの
北側に「四所神社」が見えます。そしてその左隣に京都御所を彷彿と
させる神々しい建物が見えます。それが「御所の湯」であります。
この御所の湯はサマザマなガイドブックを見ると「美人の湯」とあり
その成立は鎌倉時代だそうで、後堀川天皇の妹、安嘉門院が入浴
されたという言い伝えがあるそうです。また文豪、志賀直哉が愛した
御湯でもあり、かの名作「暗夜航路」にも御所の湯が登場するとの
ことで、日本でも屈指の名湯なのであります。
また仏、宝、僧の三宝荒神を祭り、火伏防災および良縁成就に御利益
ありとのことで訪れる人の絶えない御所の湯なのであります。
以前は寺院の別館を思わせる現代的和風な建物であり、立地場所も
城崎温泉ロープウェイに程近い所にありましたが平成17年のリニュー
アルオープンと共に、湯山主神が鎮座する四所神社の横に移転と
なった訳であります。そのリニューアルで更に壮観な建築様式の建物
となりました。門前には横に延びた御堂がソビエ建ち、館内入口横に
京都御所を模したと言われる「御池庭」が本物の和の様式美を湛え
ます。玄関口から既に御風呂への期待が膨らむばかりであります。
門前から御池庭に掛けられた小橋を渡り、館内へと入ります。
館内フロント横の下駄箱で靴を脱ぎ、受付をすませつつフロント前の
ロビーから上方を見上げると巨大な天然木の梁がドーンと見えます。
館内は決して広くはないのですが、ワタクシが思うに建屋3階相当まで
突き抜けた贅沢な吹き抜け天井であります。
燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

本当に京都御所の中に居る、そんな錯覚さえ起こしそうな壮大な造り
です。ワタクシは京都御所には入ったことはありません!念のため。
そして脱衣所を経て、大浴場へ向います。
インプレッションであります。フロントの壮大な吹き抜けの屋根と梁は
大浴場にも再現されていて、更にガラス壁をフンダンに使用した造り
のため、自然光が至るところに差込ます。建屋3階に相当する吹き抜け
の屋根、そしてそのヒサシの奥には御所の湯の裏山の人工でしょうか
自然滝と思える、自然と御湯と湯船とが三位一体となった絵画のような
本物の景観が広がります。内風呂と露天風呂の仕切りは在るようなの
ですが、仕切り戸が放たれているので内風呂と露天風呂が続いている
ように思えます。それが自然と御湯と湯船の調和を見事に生み出して
いるのです。これは都会のスーパー銭湯に見られる様な営業面積を
苦心して開放感を演出する施工を嘲笑うかのような景観なのです。
浴場内はシンプルに内風呂に巨大湯船が一つあって、1mほどの深さ
があります。そして露天風呂、自然との一体感を感じながら御湯に身
を任せられます。女湯との仕切りが内風呂から続くのですが、仕切り
の石壁が屋根の梁と同じくらいの高さなのです。この石壁の仕切りも
開放感の演出に役立っています。露天風呂には座湯があります。
露天エリアには「駅舎温泉 さとの湯」と、この「御所の湯」だけにある
温泉を利用したミストサウナがあります。以前の御所の湯にもあった
温泉サウナですが、キープコンセプトで同様に再現したようです。
自然に抱かれて御湯を楽しみ、湯冷ましに置いても自然と一つになる
素晴らしいですよ!御所の湯は外せません!

燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

<御気軽度☆☆☆>
備え付けのボディソープやシャンプーリンスはあります。しかしながら
リニューアルオープンからそれ程年数を経てないためでしょうか、料金
は「駅舎温泉 さとの湯」同様に大人800円小人400円であります。
しかし、さとの湯と違い営業時間は長いです。朝7時から夜11時までと
嬉しい設定です。

<レジャー施設度☆☆☆>
純粋に温泉を楽しむなら温浴施設内に御食事処などの付帯設備は
必要ないかも知れません。滞在時間は長湯しない限り1時間という
ところでしょうか。但し、一歩外を出れば「湯の里通り」に面していて
城崎温泉街でも1、2を争う繁華街です。飲食店も御土産屋さんも
沢山あって、店先でテイクアウトのフードを販売している御店もあり
ますよ!
なお、上記の情報は城崎温泉観光協会公式サイトなどで必ず御確認
の上、御訪問、御利用を御願い申し上げます。

<城崎温泉観光協会-七つの外湯めぐり~御所の湯~>
http://www.kinosaki-spa.gr.jp/infomation/sotoyu/meguri/onsen.html

参考及び引用サイト
豊岡市役所 温泉課 ホームページ
「集中配湯管理施設」
http://www.kinosakionsen-zaisanku.com/syuchu/03.html
「城崎温泉写真集」
http://www.kinosakionsen-zaisanku.com/photo/index.html

今日の御紹介は「駅舎温泉 さとの湯」なのです。

燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

<スーパー銭湯度☆☆☆☆☆>
城崎温泉の正しく玄関口であり、ランドマーク的存在であるJR山陰本線
「城崎温泉駅」は開業から平成17年つまり、2005年までは「城崎駅」の
名称でありました。しかしその平成17年に城崎温泉の所在する城崎町
が豊岡市へ合併するのに伴い現在の「城崎温泉駅」の名称へ変わり
ました。(ウィキペディア JR城崎温泉駅より引用)
そのJR城崎温泉駅のスグ横にあるのが「駅舎温泉 さとの湯」なので
あります。この駅舎温泉さとの湯は古来より続く温泉街「城崎温泉」の
7番目の外湯として平成12年に新規オープンしたのです。
さとの湯がオープンした平成12年はワタクシの、このブログ「スーパー
銭湯へ行こう」の「箕面温泉 スパーガーデン」(2013年 2月17日更新)
http://ameblo.jp/ringmutaro/entry-11472570431.html
で述べたように、「バブル崩壊」から「失われた10年」へと向う日本が
その過渡期「バブルの余韻」を迎えた時期であります。
更には「平成の大合併」による日本の地方自治体再編の嵐が吹き荒れ
ようとした時期でもあります。

燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」
平成12年は温浴施設の新たなる業態「スーパー銭湯」がオープンの
テープカットを行った時期でもあり、そんな時代に「駅舎温泉さとの湯」
はオープンしたのであります。
この駅舎温泉さとの湯は、古来より続く温泉街「城崎温泉」に新風を
巻き起こしたと思われます。貴重な観光資源である「城崎温泉 外湯」
は従来の温泉ファン、80年代に巻き起こった「温泉ブーム」の牽引役
とも言える存在でした。特に近畿圏では城崎温泉の外湯巡りは静かな
ブームだったことも覚えています。ですが時代と共に利用者の嗜好も
変化し、街中のスーパー銭湯が支持される状況を向かえ老舗である
城崎温泉も時代のニーズを汲み取る形で、駅舎温泉さとの湯を開業
させたことは安易に想像できるのであります。
前述の「箕面温泉スパーガーデン」でも述べたように、この時代に老舗
温浴施設の明暗が分かれたのであります。近畿圏でも名高い金泉を
擁する温泉郷「有馬温泉」の「有馬ヘルスセンター」は「有馬温泉 太閤
の湯」へと生まれ変わることで「温泉」にエンタテイメント性を持たせる
ことに成功しました。一方、「城崎温泉」は従来の6つの外湯は既存の
まま温泉街の風景を残し、新たに誕生した7つ目の外湯にエンタテイメント
的な御風呂群を施すことで新たな客層を開拓したのでした。
関西圏でのスーパー銭湯のオープンラッシュと「駅舎温泉 さとの湯」の
開業時期が同時期というのは非常に興味深いものがあります。
燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

当初の計画では「駅舎温泉 さとの湯」は7つ目の外湯ではなかったよう
であります。全国的な温泉ブームの中、各温泉地は「秘湯」から「温泉」
というレジャーへの変革期を迎え、文人墨客の愛した「城崎温泉」でさえ
例外ではなかったようです。関西でも首都圏を中心にヘルスセンターから
健康ランド、スパ・クアハウスそしてスーパー銭湯への転換および過渡期
を迎えていたこともあり、温泉マニアのみならず観光客のニーズが多種
多様性を持ち、ただ温泉に入る、ということだけではニーズに応えること
ができなかったのでしょう。
平成元年に策定された「外湯総合基本構想」により、城崎温泉は時代
のメインストリームの温泉、温浴施設と成るべく大きく舵を切ったのです。
この「外湯総合基本構想」によって6つの外湯はリニューアルオープン
ラッシュとなったのでした。
「さとの湯」は元々、「地蔵湯」の分湯として隣接されていました。豊岡市
温泉課による公式サイト内の「城崎温泉写真集」により、その姿を垣間
見ることができます。昭和37年9月に地蔵湯の分湯としてオープンした
「さとの湯」ですが、平成4年に地蔵湯とさとの湯を統合してオープンした
新たな「地蔵湯」ができ、「さとの湯」の名称は一旦置かれることとなった
のです。

燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」
そして「外湯総合基本構想」によりJR城崎温泉駅構内に計画された温浴
施設が「城崎温泉交流センター」でした。
しかしオープンとなった平成12年に誕生したのは計画地をJR駅構内から
駅ロータリーに面した場所に移した「駅舎温泉 さとの湯」だったのです。
恐らくですが、城崎温泉の湯島財産区にオープンさせるのなら「外湯」
でなければ!という声が上がったのでしょう。
「城崎温泉 外湯」は日本が世界に誇るべき温泉文化であり、観光資源
なのであります。当然でしょう!

燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」 燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

さてインプレッションであります。城崎温泉街でも屈指の交通量と混雑が
あるJR城崎温泉駅前から飲泉場を右斜めに見ると、寺院の様にも見え
能舞台にも見える立派な日本瓦の屋根を持つ御堂が見えます。
その御堂の横に池を思わせるスペースがあり、一様に素足で池の縁に
腰掛けていました。近寄って良く見ると無料の足湯場でした。
そしてその御堂の横には京都の歌舞練場を思わせる大きな建物があり
ます。それが「駅舎温泉 さとの湯」でありました。
館内に入ると大きな玄関と下駄箱のエリアがあって、横並びにフロントが
あります。受付を済ませて中に歩いて行くと、現代のスーパー銭湯にも
ヒケ劣らないユッタリとした空間の休憩ロビーと右手には大広間とも呼べ
そうな畳和室の休憩場がありました。
館内を良く見ると、3階建ての建築であり2階が脱衣所と内風呂でして
3階が露天風呂なのであります。
燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

イザ!脱衣所から内風呂に行きます。脱衣所から浴場入口に掛けては
丸で玄武岩のような岩肌の壁が続いていて、期待感を膨らませます。
玄武岩の洞窟にいるような雰囲気の中、まず内風呂は和風の岩風呂
であります。岩風呂の奥は洗い場で、岩風呂の壁部分はガラス張りで
JRの電車のアタマが見えます。この和風岩風呂の湯船は結構大きくて
しかも、浅瀬なためジックリと腰を下ろして温まることができます。
そして湯船内にはジェットバスが4座ありました。その和風岩風呂の手前
に小湯船がありますが、こちらは深目であります。
内風呂から露天風呂のある3階相当のエリアに行くには内風呂サウナ横
の階段を通っていきます。そのサウナですが本物のフィンランド式サウナ
でして、熱せられた岩が積み上げられていました。
3階にもサウナが3種類ありまして、城崎温泉でもスーパー銭湯同様いや
それ以上にサウナを楽しみたいオマエタチ、皆々様はここはベストでしょ。
3階エリアの3種類のサウナは、ミストサウナの「蒸し風呂」と高温ドライ
サウナ、そして特筆すべきはスーパー銭湯でもあるところと、無いところ
があるのですが、冷温サウナの「ペンギンサウナ」があるのです。
このペンギンサウナはサウナや御湯で火照ってから入ると、メチャクチャ
涼しいです。サウナ若しくは御風呂後の湯冷ましで、水風呂が苦手で
あればペンギンサウナを利用されると良いじゃないでしょうか。
燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

特筆すべきは露天風呂であります。玄武岩の露天風呂とでも表現でき
ましょうか、巨大な岩々が積み上げられ、頭上からナミナミと温泉が降り
注ぐのであります。その温泉滝の内側に入り、温泉の成分が空気中に
漂うかのような「湯しぶき」は正しく温泉ナイアガラなのであります。
そして右側に広がる、雄大な流れの円山川が見えます。これこそ絶景
カナ絶景カナ!なのです。JR山陰線の路線に面した立地がもたらす
その風景は遥か頭上に広がる一切の遮りがない天空と共に、雄大な
自然に抱かれて、風情ある温泉街情緒の新たなる一面を見せてくれる
ことは間違いありません。都会のスーパー銭湯では味わえない空間が
この「駅舎温泉 さとの湯」にはあるのです。
なお、ワタクシが体験した御風呂は和風大浴場であり、洋風大浴場と
日替りで女湯・男湯になるようです。

燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

<御気軽度☆☆☆>
営業時間が13:00~21:00と他の外湯より短いので注意が必要ですね。
料金は大人800円小人400円となっていますが、これが高いのか安いの
かは人それぞれでしょう。この御風呂の内容なら良いと思うんですが。
もちろんボディソープやシャンプー・リンスは備え付けがありました。
「だったらなんで☆3つ?」と御思いのオマエタチ皆様もおいででしょう。
やはり城崎温泉街の外湯でも人気があるのと外湯唯一の専用駐車場が
ある為でしょうか。常に混雑している印象なのです。
それと城崎温泉ではジックリと泉質を楽しみたい、というオマエタチ皆様
には少しだけ趣が異なることもあろうかと思って☆3つであります。
因みに駐車場は最初の60分無料ですが、以降は60分100円となって
います。40台分のパーキングスペースのようですが、パーキング待ちで
ゲート前で渋滞もシバシバあるようですので御注意を!

燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

<レジャー施設度☆☆☆>
広い休憩ロビーや大広間がある割には御食事処などはなかったように
思います。自動販売機とコインマッサージ機くらいですか、あったのは。
これだけの広い営業面積ですから+アルファ欲しいところですね。
ですが、城崎温泉街には御食事処も御土産屋さんも沢山ありますので!
上記の情報は変更となる場合もありますので、必ず城崎温泉観光協会
公式サイトなどで御確認の上、御訪問下さいねっ!

燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

<城崎温泉観光協会-七つの外湯めぐり~さとの湯~>
http://www.kinosaki-spa.gr.jp/infomation/sotoyu/meguri/onsen.html

参考及び引用サイト
豊岡市役所 温泉課 ホームページ
「集中配湯管理施設」
http://www.kinosakionsen-zaisanku.com/syuchu/03.html
「城崎温泉写真集」
http://www.kinosakionsen-zaisanku.com/photo/index.html