本記事はTwitterの菁山房 琳阿弥陁佛(@ogatakourinpa)の#琳華集でのツイートの内、行った展覧会についての感想の呟きを手短にまとめたものである。
2025年10月に行った展覧会
幕末土佐の天才絵師 絵金@サントリー美術館 10/10金
大学の講義の見学会で。
焼き締め陶@根津美術館 10/18土
目当ては上記の企画展ではなく、2階の展示室5にて併催の「中世の絵巻物」就中、地蔵菩薩霊験記絵巻であった。2023年6月に同館で第2段の詞書と絵をみており、他の段もみたいと思い観に行ったが、残念ながら展示されていたのは第2段の絵だけであった。この他、西行物語、天狗草紙、宣房本三十六歌仙絵 源公忠などなど。
企画展は南蛮物、信楽、備前、伊賀、常滑など土の風合いを生かした焼き締め陶の数々。冒頭、侘茶以前の唐物嗜好の例として龍泉窯の青磁鳳凰耳花入や建窯の禾目天目が参考出品として出ていたが、それは参考出品として出すような代物じゃないだろ、いったい何を考えているんだと思ってしまった笑。連携企画として庭園内の茶室弘仁亭、無事庵で陶芸家伊勢﨑晃一朗氏の作品の展示がおこなわれていた。
十年くらい前の根津美は近世絵画、仏画、書画墨蹟、茶陶あたりを中心に毎年まわしていたような印象だったが、この十年で学芸員を増員したり、埋もれていたコレクションを発掘したり、新たに受贈や購入したり、色々あったのかと好き勝手憶測するが、展覧会の切り口やコレクションの幅がかなり広がっているように見受けられる。しかも、現在進行形で分冊のコレクション図録を刊行中である。今回の企画展はかなり地味な方だが、休日とはいえ外国人を含め来館者が多く入っており、立地やインバウンドの効果は少なからずあるだろう。聞くところによると売店の実入りもかなりいいらしい。元々のコレクションの質が高く、立地もよく庭もあり、インバウンドのおかげもあって、根津美は相当の幸運が重なっているといえよう。こんなのは余所でやろうと思っても真似できるものではなく、何というか、ちょっと異次元という他ない。ちなみに、美術館エントランスの石仏の周囲に細紐のパーテーションが新たに張られていた。あんまり人が殺到するからか。
扇影衣香―鎌倉と宋元・高麗の仏教絵画の交響―@鎌倉国宝館 10/24金
わけあって開幕前日の内覧会を拝見した。図録は未刊行。
そういえば、来年3月開幕の下村観山展@東近美のホームページが開設された。たのしみである。ちなみに核P-MODEL新譜「unZIP」を購入したこと、平沢進特集所収の婦人画報12月号を購入したことを記録しておく。
行きたかった、話題になっていた展覧会
大阪・関西万博@夢洲 4/13日~10/13月祝
