本記事は今月に行った展覧会などをまとめたものである。
2026年8月に行った展覧会
2026年8月に行った展覧会
京都・真如堂の名宝@三井記念美術館 8/25火
悉皆調査によってえられた新たな発見もふまえて名刹の宝物を展観する。こうして調査の成果が公開されることは誠に意義深い。また三井家が真如堂を菩提寺とすることから、両者の関わりを示す品々にも光を当てる。ハイライトは展示室4に所狭しと林立する平安時代10世紀頃の阿弥陀の古仏であろう。平安前期の力強さを残しつつも和様へ進んでゆく中庸を得た作風がみてとれた。一番の目当てはポスターを飾る鎌倉時代の三尺阿弥陀如来立像である建長5年(1253)院蓮作・法輪院像と喜運院像の二躯。また展示室5の掃部助久国、三条西実隆、定法寺公助らによる真如堂縁起絵巻(海北友竹らの模本を交えて)も見どころ。詞書筆者の定法寺公助が、去年みた釈迦堂縁起@京博(8月)、酒呑童子ビギンズ@サン美(6月)の揮毫も担当していたことを思い出したのは美術館を出た後。何だか見覚えのある名前や筆跡だなぁと引っかかっていたのだが、即座に思い出せなかったのは勉強不足か、はたまた知っていたことこそが勉強の成果というべきか。最後の展示室7は書画が並ぶ。桃山時代16世紀の足利義輝画像は、上に着た桃色の衣(小袖?素襖?)の透け具合やシワに沿ってなされる濃淡の処理がうまいと思った。展示室2の運慶願経(後期展示・巻第7)も忘るなかれ。広くない館内の壁面に仏像が並ぶのは窮屈で、正面からしかみられないのがやや残念であるが仕方ない。ちなみに奇遇にも某M君とばったり。
毎月1度くらいしか展覧会にいっていない。8月中に空海と真言の名宝@東博平成館、南都仏画@奈良博を消化しておきたかったがそうもゆかなかった。
行きたかった、話題になっていた展覧会
洋館 明治の夢と挑戦@江戸東京博物館 6/23火~8/23日
前田寛治 ポエジイとレアリスム@東京ステーションギャラリー 7/4土~8/30日
山口華楊展@SOMPO美術館 7/11土~8/30日
仏教の花―蓮と宝相華―@東京国立博物館本館4室 6/23火~8/30日
倶利伽羅龍蒔絵経箱(当麻寺)や木製彩色迦陵頻伽文華鬘(丹生都比売神社伝来)などをみたかった
