Ringを立ち上げて8年目。

おかげさまで事務所の移転も決まり、

弊社の雰囲気はとてもいい。

 

弊社に入って4年のHITOMIは、

彼女の念願だった海外ロケが決まって、

新年上々のスタート。

報道系の大型特番だから気の緩みは禁物。

 

そんな中、私も何かやらねばと思い、

ブログを再び始めました。

こちらは緩み放しの話です。

 

先日、電車内で座っていましたら、

隣の席に40代と思われるおばさんが座りました。

おばさんは座るやいなや缶コーヒーのスクリューキャップを開けて、一気飲み。

 

私はこの時点でいやな予感。

すると案の定、缶コーヒーを持つ手がもつれて、

中身がバシャー。

 

私方向にバシャーだったので、

コートはコーヒーまみれに。

私はティッシュでコーヒーを吸い取りまくり。

 

「このババア!」とは言えないまでも、

何か言ってやろう!と思ったのだが‥、(以前の私なら、おばさんのダメージになるようなことを確実に言ってた。)

 

しかしこの時、自分は試されているな。と感じて、私は拭くことだけにかかりっきり。

でも、おばさんに何か言いたい!

綱引きする感情と理性。

 

 

最終的に理性が勝っておばさんには、

厳しいことは言わなかった。

でも、おばさんが電車を降りる時に、

ささやく声で「電車ではあまり飲まない方がいいですよ。」精一杯の作り笑顔で。

 

改めてこのこと思うと、

私は何かを貯金したような気がした。

それは「運」か「徳」か。

 

まぁ、どちらでもいいけど、

不思議な満足感があるなぁ。

 

Ringがお世話になってるフジテレビの方が制作した

政治バラエティが明日15時~オンエアされます。
かなり際どいとこを攻めてます。


日本政治のカラクリがわかる、
無鉄砲なテレビマンが作った作品です。
興味がある方は特に、ない方はザッピングしながらの視聴でも、是非!


お久しぶりでございます。

今回は私の父「末春(すえはる)」のことを書きたいと思います。

 

短気で酒癖が悪く、

妻の名前を一度も呼ばず、「コラッ!」とだけ呼ぶ男。

だが、粗暴な一面だけではなく、

ホームレスの塩野さんを家に招き、酒で持てなす、

正義感に溢れる憎めない男でもある。

 

そんな鬼と仏を併せ持つ「末春」、

今回は「鬼」の一面ご紹介します。

身長も鼻も高く、中々のイケメンだった末春。

話もそこそこ面白く、盛り場では人気者だったようだ。

 

女性にモテると男はバカになるもので…、

昭和40年代、当時、旅館はあったが手軽なラブホテルなるものがなく、

夫婦以外でいたすとなると双方の家に行かざるおえなくなる。

中年真っ盛りの末春もオイタをしたくなったらしく、

その場所を探していたのだ。

そして、末春は彼女と「ある場所」を訪れた。

そこは川野家。つまりは我が家。

 

家族が居ない隙に…かと思いきや、

末春はそんな器の小さい男ではなかった。

末春は家族が食事中によその女と現れたのだ。

 

「コラッ、帰ったぞ!」

「おかえりなさい。こちらの方は…」

「綾子さんだ。(仮名)」

「えっ?どちらの?」

戸惑う家族、そして綾子さんも同様だった。

 

少し長くなったので、こちらもまた次回に。

ではでは。

 

短気で、行動が予測不能ながら、

なぜか正義感の強い「末春(すえはる)」。

その長男に生まれた私の中にも、

遺伝子レベルの小さな「末春」がいて、たまに悪ふざけすることがある。

 

その悪ふざけが私の人生を大きく狂わしていたと思っていたが、

実はそれが私の人生であり、ベストな道なのだと、

最近ようやく思えるようになった。

 

だが、そんな私を「天使」だと言ってくださる人が何人かいる。

「天使のような人」という例えではなく、

私そのものが「天使」だというのだ。

ここから先は不思議な話になるので、

お付き合いして頂ける方のみで大丈夫です。

お付き合いして頂ける方がいるだけで感謝です。

 

1人は以前にも登場した高尾在住の台湾の占いの先生。

シャーマンと呼ぶ方もいます。

そして、1人は中野在住で、40代の女性のこれまたシャーマン的存在。

 

私の背中に羽がある訳でもなく、その痕跡もない。

頭が禿げて、面白いこと言うのに、

トレンディエンジェルと名乗っている芸人さんもいるのだから、

私もそのたぐいかと思ったが、

 

そのシャーマンの方々は「現世にも“天使”と“悪魔”が居て、

あなたはその天使なのよ。」と言うのだ。

どうです?不思議な話でしょ。

少し長くなりそうなので、その話はまた次回に書きたいと思います。

振り返ってみると、私はお付き合いした人を、

下の名前で読んだことがない。

 

例えば、彼女の下の名前が「よしこ」なら、

「よしこ!」と呼ぶのは、付き合っているなら普通だし、

呼ばれた彼女も男女のいい距離感に喜びを感じるはず…なのだが、

 

私は誰一人として付き合った彼女を、

下の名前で読んだことがないのだ。

これは誰の影響かと言うと、

毎度登場する我が父「末春(すえはる)」なのだ。

末春は妻、つまり私の母のことを「コラ!」と呼んだ。

母の名前は「ふじ江」で、川野コラでは決してない。

なのに、名前を呼ばずに「コラ!」と呼んだ。

 

「コラ!醤油」「コラ!たばこ」「コラ!パンツ」

 

私が物心ついた時から母は「コラ」だった。

「コラ」と呼ぶほうも呼ぶほうだが、「コラ」と呼ばれて「ハイ」と答える

母もいかがなものかと思っていた。

末春が母を「コラ」と呼ぶ理由を、直接父に聞いたことはない。

だが、息子の私がこれまでの彼女を下の名前で呼ばなかったのは、

恥ずかしさからだった。

つまりは「呼ばなかった」のではなく、

「呼べなかった」のだ。

 

名前を呼べずに「あの~」とか「あなたの…」とか言っていた。

 

5、6年付き合っていても、平気で下ネタは言えても、

下の名前だけは恥ずかしくて言えなかった。

父ほど乱暴ではないが、

愛する人の下の名前を呼べないのは、

川野家の血筋なのかもしれない。