『闇の墓碑銘』 麻野涼 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

書下し長篇国際冒険小説
死の天使メンゲレは生きている?!
衝撃的スクープを追ってブラジルからポーランドへ!


卓抜な着想と壮大なスケールで描く渾身の書下し長篇。

あらすじ
テレビ局ディレクターの新田直子に、
ブラジルから国際電話が入った。
古い友人を訪ね渡航した元外交官の父親からだ。
「死の天使メンゲレは生きている」
父は告げた。
もし本当なら世界的スクープだ。
直子が真偽を確かめるためブラジルに飛んだ直後、
父はポーランド・ワルシャワ郊外で射殺死体となって発見される。
なぜブラジルにいたはずの父がワルシャワで……
直子は真相を求めて行動を起こす!
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★☆☆


読み始めはかなり期待してた。
でも中盤ちょっと集中力が途切れちゃった。


で、最後にまた驚いたりで盛り返したんだけど
全体的には最初の期待ほどでもなかったか…、
というのが正直なところだろうか。


舞台や時代は色々動くけど、
内容的にはいろんなことを詰め込んだというわけでもないのに
何だかとっ散らかっちゃった感じがするのはなぜだろうか。
私の読み込み方のせいかもしれない。


でも後味悪いな…。
テーマがテーマなので、
楽しい話じゃないというのは覚悟して読んだんだけど、
それでもやっぱり暗い気分になる。