『湘南ランナーズ・ハイ』 倉阪鬼一郎 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

湘南ランナーズ・ハイ/倉阪 鬼一郎
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そういうことだったのか!


「湘南国際マラソン」は折り返し地点を過ぎ、
ようやく第三関門に差しかかる。
そして物語りは、次々に真相を明かし始める。


笑って、泣いて、驚いて、
そして、もう一度読みたくなる快作登場!
――――― 表紙袖より


完走を目指す主婦・綱島幸子、そんな母と併走する海人、
沿道から応援する夫・大造と娘のなぎさ。
4人は一丸となって「湘南国際マラソン」に挑む。
一家が大会を通じて知り合った参加者・染川夏乃。
彼女の父・義介もまた、「湘南ランナーズ・ハイ」の
メンバーとしてレースに参加していた―――。


家族の絆、ランナー同士の友情、自己との戦い………
そして突然訪れる驚愕と感動。
“怪奇小説家=倉阪鬼一郎”のイメージを鮮やかに覆す、
衝撃のマラソン・ミステリー!!

――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★☆


倉阪さんがマラソンを書いた、となると
どうしても以前読んだ『42.195』を思い出す。


あれは途中までは結構面白かったのに、
最後にえらくがっかりした覚えがあったので
これを読むのもちょっと悩んだんだけど、
帯の文句を信じて読んでみた。


全体的には『42.195』よりも好印象。


最近似たような秘密を隠したのを読んだからかもしれないけど
一番大きな(はずである)秘密は想像できちゃった。


だから「驚愕」はそんなになかったんだけど、
雰囲気とかキャラクターとか、
全部をひっくるめて考えると結構好きだった。