『青の謎』 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

乱歩賞作家 青の謎/阿部 陽一
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謎は解かれた
阿部陽一  160枚
藤原伊織  160枚
渡辺容子  170枚
池井戸潤   150枚
不知火京介 110枚


阿部陽一 『沈黙の青』
親友が無理心中をしたという一報が。
不審に思った生田直子は独自調査を開始する。


藤原伊織 『ダナエ』
銀座の老舗画廊で肖像画が無残に傷つけられた。
それはレンブラントの事件と同じ構図だった。


渡辺容子 『ターニング・ポイント』
久々の現場で出合った外国人集団。
女性保安士・薔子の勘がクロと告げているが……。


池井戸潤 『サイバー・ラジオ』
青島はある特殊能力を生かした詐欺師だ。
今度の情報は手強いが、金になる……。


不知火京介 『盗み湯』
露天風呂に浮かぶ死体。
「訳あり女」と「過去を消した男」が繰り広げる、死体をめぐる攻防。
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★☆


青、赤、白と見つけたのでまとめて借りてみた。
どうやら他に黒もあるようで、それも探さないと。


今回の『青』は初めての作家さんばかり。


藤原伊織さんの名前や『テロリストのパラソル』というタイトルは
結構色んなところで目にしてはいたものの、
他の方はあまり馴染みもなく。


残念ながら「大当たり!」というのには出会えなかった。
文章がどうにも読みにくかったり、
設定で期待したわりにイマイチな気がしたり。


『ダナエ』と『盗み湯』とが比較的好きか。
他の3編も嫌いじゃないんだけど、
なんかそれぞれちょっとずつ惜しい。


キャラクターがあまり魅力的に思えないとか、

特殊能力の使い方が気にいらないとか。

面白くないわけじゃないんだけど…、

と最後をちょっとごまかしたくなっちゃう感じ。