下記の日経新聞の記事によると、塾長がこの学童保育を始めたキッカケは、彼が学童保育指導員をしていた時であった少年の「学童保育ってろうやみたいや」という言葉だったそう。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASHD04H0Q_U5A300C1AA1P00/
私が、凛童舎を始めたのも、今の公設学童保育の環境を考えると、「こんな環境で育った子が、問題多き日本の将来を担えるのか?」との強い懸念を抱いたからです。
だからと言って、今の多くのお母様が好むような民間学童保育のように、大人が作ったあるいは大人が主導するプログラムを子どもたちに与え続けるのも、また違うと思うのです。「自分で何とかする力」や、(子ども集団を自力でまとめて、「遊び」というプロジェクトを遂行し、かつ参加者に満足感を与えることでかつての子どもたちが自然に身につけていた)「リーダーシップ」も、大人主導の環境では身につかないからです。
そのことは、以下の動画(20140711 NHKおはよう関西「学童保育の新たな形」)の後半で、この学童保育「放課後自然塾だいだらぼっち」が紹介されていますが、その中で、ここに通うこのお母様のご感想に端的に表れています。
https://www.youtube.com/watch?v=3BakKGCIJh4
そのお母様曰く「おもちゃでもなんでも、売っているのも、作ってある物を買って遊ぶものと思っていたのですが、あそこに行ってから子どもたちが創造したとんでもない遊びが毎日毎日生まれるんです。毎日毎日行った日分だけ。こんなに自分の子どもにアイディアがあふれているとは思わなかった。」
これは珠玉の言葉です。凛童舎は、まさにこういう子を生み出したいなと思っていました。それを達成しているなんて羨ましい。
そして、「ああ、自分もそうやって遊んでいたなぁ。」と思います。そしてそれが、建築設計やプレゼン方法などなど、これまで携わった仕事に必要な様々な創造のアイディアに生かされていた気がするのです。
ただ、この学童は、自然塾というだけあって、素晴らしい自然環境に囲まれています。だから実現できている部分のあるでしょう。グーグルマップで見たら、京都市中心部市街地と同市山科区市街地の間に奇跡的に残った里山の中にあるのですね!
しかし、この立地は、すべての子どもたちが享受できるものではないでしょう。しかし一方、私は、ほとんどの子とも達が、この「自由に遊びを創造する」ような、「自ら独自の答えを生み出す」ような経験をしないと、これからの日本を支えられないとも思っています。
だから、凛童舎は、どんな環境下でも、「自ら独自の答えを生み出す」ような経験のできる学童保育のプロトタイプを模索しています。
実は先の動画の前半に出てきた、学習塾が始めた学童保育で行われていたロボット教室を、凛童舎でも行っています。
これは、だいだらぼっちの子等のように、起伏のある野山で走り回ったり、そこに落ちているものでものをつくったりする経験の少ない子は、どうも立体感覚が弱く、かつ、「自分で答えを作ってよい」という感覚にも欠ける気がするからです。