夏休みのある日、昼食の時間中、私が送迎で外出している間の出来事です。

だれが言い出したのか、凛童舎の備品のカレースプーンを曲げる遊びを4人の子が始めたようです。

凛童舎のカトラリーは、カフェ営業にも使うことを想定して、一応、あるブランドでそろえていました。子どもたちは、また曲げ戻せば問題ないと思っていたようですが、一旦曲げたものは、重ねて保管しようとしても完全には重ならない上、どうしても給食スプーンのような安っぽさを帯びてしまいます。

もちろん、私はしっかり叱りました。

ただ、せっかく起きたハプニングです。とことん活用しない手はありません。そこで、それぞれの子のご家庭にも言って、新しいものを買う費用を分担していただくことにしました。

凛童舎では、お仕着せのコンテンツはなるべく提供せず、代わりに、できるだけハプニングが起きるように、多様なスタッフ、多様な子ども達の集う場、やりたいことが出来る自由時間を用意しています。

風船好きのスタッフが居て、風船アートを作ってくれたり、将棋好きの子どもが居て、将棋リーグ戦が始まったりというのもハプニング。今回のスプーン曲げもハプニングです。

そういった、ハプニングが起きやすい環境で、偶然起きたハプニングから学んでもらい、子どもたちの自己成長を促すということを主眼としています。

今回のことで、「ものを大切にする心」を学んでもらえればと思います。スプーン曲げをやった児童の各ご家庭に弁償していただくという形をとったのも、このハプニングの効果を最大活用できるようにとの思いからです。

各ご家庭でもぜひこの機会を最大活用していただければとお願いしました。
8/13~15、凛童舎のお盆休みを使って、一新塾24期の同期の水落さんが経営する伊勢のバックパッカーズ(ホテル)「ユメビトハウス」http://yumebitohouse.jimdo.com/に家族3人で2泊して来ました。


毎晩、夕食を兼ねた会費制のパーティがあって、ひとり500円以下で、かなり楽しめました。皆偶然に一夜同じ宿に居合わせただけ。でも、いろんな経歴や、面白いチャレンジ途上の人と出会い、翌日またそれぞれの旅へと散っていく。親しく話し、盛り上がっても、もう2度と会うこともないだろうなと思うと、切なくもありますがこれがこういう宿の醍醐味ですね。

初日は、伊勢神宮に詳しい地元のおじさんをオーナーが呼んでくれて、いろいろ神宮や神道、日本神話を解説してくれました。聴衆にアメリカから来たという大学2年の2人組の女子が居て、ひとりはすごく日本語が上手だったので、「どうして?」と訊くと、大学で学んだとのこと。日本語が好きなんだそう。

「そういえば、ハーバードで日本語を教えていたことのある人を知っているよ」というと、「わお、私たちハーバードです!」てなことになって。

偶然の出会いでも、何かしら意味ありげな気がしてしまうことがよくありますが、どうしてなんでしょうね。

実は、もうひとりのアジア系の女性に、おじさんの神宮に関する解説の難しいところを、都度、私のつたない英語で通訳していたのですが、(その場では私の英語が一番ましだったようで)あとでその女性が韓国系とわかり、通訳とはいえ、日本の神道のことを、「いかに価値があるか」みたいな解説をしていたわけで、「どう思ったろうな?」と気になりました。

常日頃から、韓国と日本の無意味な仲たがいは、自分たちの世代で何とか終わらせて、娘の世代にはきれいな形で渡したいと思っていたので、これも何かの縁かと思いました。

日本語が好きなハーバード学生と、韓国系(両親はソウル生まれ)ハーバード学生、どちらも繋がっておきたいなと思ったので、FBで友達申請し、幸い受け入れてもらえました。

2人にこれから、外から見た日本のリアルにポジティブな面と、ネガティブな面(特に韓国人のリアルなフィーリング)を聞かせてもらえたらなと思っています。

2日目の夜は、オーナーの地元の仲間が偶然遊びに来てくれて、伊勢の郷土料理を作ってくれました。伊勢うどんは、麺の柔らかさといい、だしの濃さといい、我々がイメージする「うどん」とは別の食べ物と思った方がよいかもしれないなと思いました。

さて、1泊2泊するにはとても楽しい宿ですが、これを毎晩、主催しているオーナーの水落さんには、気苦労が多いだろうなと、本当に頭が下がる思いがしました。

わたしも、凛童舎を手伝ってくれるボランティアさん、うちに子どもを通わせている親御さん、そして子どもたち自身に価値を感じてもらえているだろうかと、常にプレッシャーを感じています。

水落さんも、毎晩、パーティーが成功裏に終わるか、気が気でないだろうなと、同じような重圧を抱え日々を送っている同志との感を深めました。

ただ、私には妻と娘がいて、その重圧を緩和してもらっています。願わくは、彼にも良きパートナーが早く現れますようにと祈らずにはおれません。

とにもかくにも、お伊勢参りの際は、いつもとちょった違った体験ができる「ユメビトハウス」をよろしくお願いします!




凛童舎が「自己裁量の時間が子どもを伸ばす」と強く主張しているのは、以下の話と全く同じ趣旨です。

私自身は、それどころか、小学生をサッカーや野球などのクラブに入れて、正式ルールでやらせることにさえ反対です。

そういう世界は、すでに技術や戦術が確立しており、子どもたちをある一定の「フレーム」に押し込めることになりかねないからです。


公園や空き地で、全然足らない人数で、野球なら三角ベースで透明ランナー使って。サッカーなら、木の間や滑り台の下をゴールに見立てて。自分たちの間でだけ通用するローカルルールを工夫しながら遊ぶ。

その方が「楽しむために技術」が身につくと思います。

フレームの中で競い合うのは、それをベースにして「中学になってから」がよいと思っています。

 

子供がサッカーを嫌いになる日 ~市井の指導者からの叫び~(鈴木康浩 )

 http://www.huffingtonpost.jp/footballchannel/soccer-child_b_4573190.html

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千葉県内でジュニア年代のスクール「ソラ」を営む山口武史氏曰く(抜粋)

「公園で遊ぶサッカーに楽しめる要素が全部入っていると思うんです。2人でのボールの取り合いから始まって、ボールを突っついたら面白い。次はゴールつけてやろうよとなる。遊びでやっていれば、ボールをバンと蹴ってしまったら面白くないこともわかる。その中で楽しむために技術を身につける。キックやドリブルやワンタッチなどの技術です。

中略

 子供は遊びの中の、楽しい、悔しい、から色んなことを覚えていくもの。だから、指導者が教えるというよりも、子供が自分で見つけることが大事なんです。興味を持ってくると本を読んだりもする。教えてもいないのに、低学年でもインステップでしっかり蹴られる子供が出てくるんです」

夏休み中、1日に1時間だけ取っているゲームタイム(持参の電子ゲームをしてもよい時間)の様子です。一つのゲーム機を5人で覗き込んでます。

ゲームタイムの様子


凛童舎では、ひとりひとり別々に熱中するというよりは、こうやってコミュニケーション取りながら遊ぶというのが多いですね。

何がそんなにおもしろいのか、さっぱり私にはわかりませんが・・・

私は、電子ゲームはこの世生まれない方がよかったものと思っていますが、生まれてしまい、一般に子どもたちの間に普及してしまった以上、子どもをそれから無理に隔離しようとするのには反対です。

自己肯定感を阻害するという副作用の方が大きくなると思うからです。

私が子どものころ、父親から漫画雑誌を見ることを禁止されていて、そのため「自分は一人前の子どもではない」との劣等感を抱いていた経験からです。

私は2つの意味で劣等感を持っていたように思います。1つは、ほかの子のように私は自由ではないということ。もう一つは、普通の子が知っているような(漫画で知ることのできる)情報を私は知らないという2点です。

皆さんはどう思われますか?
暑い日が続きますね。

凛童舎では、子どもたちの汗腺を発達させるために、なるべく冷房は入れないようにしたいとは思っているのですが、ここ数日は、熱中症指数計が、厳重注意を示して、夕方まで冷房を入れざるを得ない暑さです。(ただし、設定は29℃か30℃で、扇風機併用です。)

子どもたちはその暑さもものともせず、朝10時には、外に行く子がいます。付き合うスタッフは大変ですが、子どもはそうあって欲しいです。水分補給には気を付けて外に連れて行きます。

一番暑い、2時から4時の日中、今日は、ダイソーで卓球ラケットとネットを買ってきたので、早速、子どもたちが熱中しています。たった200円でしたが、すごく楽しめますね。

卓球


夕方、4時半か5時になったら、外遊びに行きたい子を募って、また公園に出かけます。これが夏休みの日常です。

来週からは、市内の一部の小学校で、プールの開放が始まるので、希望する児童は連れて行きます。