[為末大学]【嫌いな人を叩いてはいけない理由】~安藤美姫さん「3ショット」写真炎上について~
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150103-00010004-jindepth-soci
以前、NHKで為末選手のインタビューを見たことがある。「陸上なんて、社会の役に立たないことを、社会に支えられてやらせてもらっているのだから、私が行くことで何かのお役にたてるのなら、どこにでも行きます。」というようなことを言っていた。
自分が何に支えられているのかを考えられ、感謝し、恩返しがしたいと考える。かつては当たり前に存在したまっとうな日本人だと思った。
今、日本人がその美徳であった「お陰様」の心を失っていると思う。「日本の国益が脅かされる」と声高に叫ぶ人たちに問いたい。
あなた方は、「どれだけ頑張って、どれだけ努力して、どれだけの犠牲を払って日本人になったのですか?」と。自分の努力だけで手に入れたものをちょっと考えてみれば、ほとんどすべてが、天から無償で頂いたものにすぎないとわかるだろうに。
そんな狭量さでは、いずれカンダタ同様、地獄に落とされよう。「この蜘蛛の糸は俺のものだ。下りろ!」と叫びつづけるなら。
以下、為末氏にまったく同感。特に子どもたちへの、ひいては社会の雰囲気への悪影響について私も特に心配しているところだ。
『無くせないんだからしょうがない よねという選択は私はすべきではないと思っている。叩かれることはある程度避けがたいというのは認識した上で、叩いてもいい事にはならない。
何度もいうけ れど嫌うことは問題なく、嫌悪を理由として相手に攻撃をするということが問題だと考えている。
ただ嫌いというだけで相手を叩くことが容認される社会では、嫉妬による攻撃も容認されるし、普通とは違うような才能を持った人間への攻撃も容認され る。
そして最も大きな社会への害は、安藤さんへの実害ではなく、こういうひとつひとつの事例をみて子供たちが社会での振る舞いを学習してしまう事だろう。 そういう社会では天才が育ちにくく、結果として社会の損失だと私は考えていて、だから反対する。』