『Salut les Cubains(邦題:キューバのみなさん、こんにちは)』1963年 | MARYSOL のキューバ映画修行

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【キューバ映画】というジグソーパズルを完成させるための1ピースになれれば…そんな思いで綴ります。
★「アキラの恋人」上映希望の方、メッセージください。

日本全国で自粛が緩和されてきていますが、キューバではどうなのかな?

かなりコントロールできているようですが。

 

いずれにせよ、ネット上の〈自粛期間中キューバ映画サイト〉は継続中で、本日200本目がアップされました。 私はその1/10も見られていませんが…(-_-;)

 

『Salut les Cubains(邦題:キューバのみなさん、こんにちは)』

本編はこちらで。

          

紹介:山形国際ドキュメンタリー映画祭2011のサイトより

フランス、キューバ/1963/フランス語/モノクロ/35mm/30分
監督、撮影:アニエス・ヴァルダ 
編集:ジャニーヌ・ヴェルノー
ナレーション:ミシェル・ピコリ、アニエス・ヴァルダ

 

ヴァルダが1962年にキューバを訪れた際に撮影したモノクロのスチル写真1,800枚を編集した。文化、ファッション、風俗、そして革命の英雄、歴史、改革などをユーモラスに紹介しながら、成功に沸き立つ若い社会主義国の希望と興奮を伝える。アシスタントに付いた若いサラ・ゴメスが最後にチャチャチャを踊っている。

 

*Marysolからの補足

 ちなみにサラ・ゴメス(後にキューバで最初の女性映画監督になる)のほか、今年2月に亡くなられた名編集者、ネルソン・ロドリゲスも踊る4人の男女のなかに映っています。

尚、ナレーションを担当したフランスの名優、ミシェル・ピコリも先日亡くなりました。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

 

その他のICAIC(映画産業庁)の人物としては、

24:58~ アルフレド・ゲバラ初代長官(後ろにいるのはサウル・イェリン)

25:07~ ホセ・ガルシア=メサ

25:19~ トマス・グティエレス・アレア監督

25:30~踊るサリータ・ゴメスやネルソン・ロドリゲスたち

 

ところで、ドキュメンタリーを見る前に、ぜひ下の映像を5分間(開始から57秒~約4分間)ご覧ください。

ヴァルダ監督が、キューバ滞在時の思い出を語っています。

こちらは英語で話されているので、ほぼ聞き取れます。

 

当時のキューバの印象:

「人々が自由なキューバを非常に誇らしく思っていた」

「みんな(革命に)熱狂していた」「とても良い印象をもった」

「建物などより人間を撮るのが好きだし、それがキューバを表現している」

「様々なルーツをもつキューバの音楽にも興味があり、それをドキュメンタリーにも使った」

「フィデルも気さくに撮影に応じてくれた。後ろの2つの岩が羽のように見える」

 

この監督の言葉を聞いて、ドキュメンタリーを見ると、たとえナレーションが分からなくても伝わってくるものがあると思います。

それでは、1962年末から63年1月のキューバへタイムスリップしてみましょう。

http://rialta-ed.com/aiovg_videos/salut-les-cubains-documental/?fbclid=IwAR1dnSgf5et2BOm5cPTq0aEdhjQu6NjYvAyGwkyZ5Pp-oezPcO7A1pHNdoY