日本全国で自粛が緩和されてきていますが、キューバではどうなのかな?
かなりコントロールできているようですが。
いずれにせよ、ネット上の〈自粛期間中キューバ映画サイト〉は継続中で、本日200本目がアップされました。 私はその1/10も見られていませんが…(-_-;)
『Salut les Cubains(邦題:キューバのみなさん、こんにちは)』
本編はこちらで。
フランス、キューバ/1963/フランス語/モノクロ/35mm/30分
監督、撮影:アニエス・ヴァルダ
編集:ジャニーヌ・ヴェルノー
ナレーション:ミシェル・ピコリ、アニエス・ヴァルダ
ヴァルダが1962年にキューバを訪れた際に撮影したモノクロのスチル写真1,800枚を編集した。文化、ファッション、風俗、そして革命の英雄、歴史、改革などをユーモラスに紹介しながら、成功に沸き立つ若い社会主義国の希望と興奮を伝える。アシスタントに付いた若いサラ・ゴメスが最後にチャチャチャを踊っている。
*Marysolからの補足
ちなみにサラ・ゴメス(後にキューバで最初の女性映画監督になる)のほか、今年2月に亡くなられた名編集者、ネルソン・ロドリゲスも踊る4人の男女のなかに映っています。
尚、ナレーションを担当したフランスの名優、ミシェル・ピコリも先日亡くなりました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
その他のICAIC(映画産業庁)の人物としては、
24:58~ アルフレド・ゲバラ初代長官(後ろにいるのはサウル・イェリン)
25:07~ ホセ・ガルシア=メサ
25:19~ トマス・グティエレス・アレア監督
25:30~踊るサリータ・ゴメスやネルソン・ロドリゲスたち
ところで、ドキュメンタリーを見る前に、ぜひ下の映像を5分間(開始から57秒~約4分間)ご覧ください。
ヴァルダ監督が、キューバ滞在時の思い出を語っています。
こちらは英語で話されているので、ほぼ聞き取れます。
当時のキューバの印象:
「人々が自由なキューバを非常に誇らしく思っていた」
「みんな(革命に)熱狂していた」「とても良い印象をもった」
「建物などより人間を撮るのが好きだし、それがキューバを表現している」
「様々なルーツをもつキューバの音楽にも興味があり、それをドキュメンタリーにも使った」
「フィデルも気さくに撮影に応じてくれた。後ろの2つの岩が羽のように見える」
この監督の言葉を聞いて、ドキュメンタリーを見ると、たとえナレーションが分からなくても伝わってくるものがあると思います。
それでは、1962年末から63年1月のキューバへタイムスリップしてみましょう。