明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
さて、2020年最初の記事は、昨年のキューバ映画の概要です。
題して「2019年のキューバ映画の収穫」
元記事は、Oncuba
2019年のキューバ映画は、製作本数は少なかったものの、政令373条の公布により独立系映画にとって実りある年となった。
長編
★ Un traductor(仮:通訳者)/ アカデミー賞外国語映画賞ノミネート
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★ Agosto/ハバナ映画祭でオペラ・プリマ受賞
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★ Habana Selfie(ハバナ・セルフィー)/監督:アルトゥロ・サンターナ
ブログ未紹介
ハバナ市創設500年を記念して11月に公開。
6つのストーリーを絡ませながら、ハバナの多様な顔を映すコメディ。
★ Buscando a Casal(仮:カサルを探して)/監督:ホルヘ・ルイス・サンチェス
ブログ未紹介
キューバのモデルニズムを代表する詩人、フリアン・デル・カサル(1863~93)は、現在の祖国ではほとんど忘れられた存在と化しているが、そのカサルを伝記的に描くのではなく、映画を通して観客自らが探し始めることを意図した作品。
知識人として、また、宗主国スペインに対する表現の自由の実践者としてのカサルス。
Youtubeにトレーラーがないので、ポスター
ドキュメンタリー
★ A media voz(In a whisper)/監督:パトリシア・ぺレス、ヘイディ・ハッサン
製作国:キューバ、スペイン、スイス、フランス
アムステルダム・ドキュメンタリー映画祭、ハバナ映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞
ブログ未紹介だが、いずれ調べて紹介したい。
監督は2人ともハバナ郊外にある国際映画テレビ学校の卒業生だが、今は祖国キューバを去り、それぞれスイスとスペインで暮らしている。彼女たちがビデオ・レターを通して、祖国喪失(アイデンティティ)、母性、映画への愛、友情、自由などについてセンシブルに紡いだ報告。
話題
★ 『WASPネットワーク』キューバ・ロケ
実話のスパイ事件を基に、ペネローペ・クルスを始めラテンのスター俳優たちが顔をそろえた本作のロケがキューバで行われるというニュースは国際的にも話題になった。
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出演者のひとり、アナ・デ・アルマス(右端)
★ キューバ出身の女優、アナ・デ・アルマスが『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(1月31日公開)の演技が認められ、ゴールデン・グローブ賞コメディ・ミュージカル部門の主演女優賞にノミネート!(グランマ紙では報じられていないとか…)
この記事が読まれる頃には、結果が出ているはず…。
※追加情報:残念ながら受賞はなりませんでした。