ラテンアメリカ文化サロン開催イベント | MARYSOL のキューバ映画修行

MARYSOL のキューバ映画修行

【キューバ映画】というジグソーパズルを完成させるための1ピースになれれば…そんな思いで綴ります。
★「アキラの恋人」上映希望の方、メッセージください。

① 写真展「パウケの見た世界」

目黒にあるラテンアメリカ文化サロン「カフェ・イ・リブロス」では12月5日まで写真展「パウケの見た世界」を開催中。


パウケの絵
18世紀半ば、イエズス会士フロリアン・パウケ(1719~1780、現在のポーランド出身)はラプラタ地方の狩猟民族モコビ族をサン・ハビエル村に定住させてキリスト教を布教しながら、彼らの生活やその地方の自然を主題とした100枚以上の絵を描き残しました。

今回は、その中から30点の作品が写真で展示されています。


パウケの絵は細部まで生き生きと描かれていて見飽きないうえ、いつの間にかモコビの人たちに親近感を覚えてしまう不思議な魅力を秘めています。
どうしてだろう?と思っていたら、伊藤滋子先生の解説を聞いて合点がいきました。
彼は教化村を「私の村」、モコビの人々を「私のインディオたち」と呼ぶほど深い愛情を抱いていたのです。
(1767年の「イエズス会士に対する強制退去命令」による別れは、非常に〝苦く悲し”かったようです。)
モコビ族を慈しむ深い思い。それが描き込まれていて、250年の時を越え、見る人に作用するのですね。


今回の写真展は9月15日終了の予定でしたが、開催者の熱意で12月5日まで延長になりました。
ヨーロッパでさえもなかなか展示されることのない貴重な機会です。
ラテンアメリカ・ファンのみならず、先住民に興味のある方など、幅広く見ていただけることを期待しています。
尚、会場は使用中の場合もあるので、ご来場なさる場合は必ず事前にお問い合わせください
カフェ・イ・リブロス地図
ラテンアメリカ文化サロン カフェ・イ・リブロス
電話:03-6228-0234
http:www.cafeylibros.com/
東京都品川区上大崎2-20-4


明日(火曜)、同じくカフェ・イ・リブロスで
ジャーナリスト、伊高浩昭氏の講演会があります!
http://vagpress-salvador.blogspot.jp/2014/11/blog-post_37.html
主題 南米政治の潮流
日時 11月25日(火)1900~2100
場所 「カフェ・イ・リブロス」:品川区上大崎2-20-4
会費 2000円
申し込み 電話03-6228-0234 


Marysolからもう一言
ミッション
パウケの絵を見て、映画『ミッション』 がもう一度見たくなりました。忘れがたい作品!


本の紹介: 「幻の帝国」
著者の伊藤滋子先生 のお話では、「音楽は先住民布教に大切な役目を果たし」、「パウケは様々な楽器が達者だった」そうです。


ミッションB