明けましておめでとうございます。
今年も映画を通してキューバを見つめていきます。
どうぞ宜しくお願いします。
さて新年にふさわしく、2011年の第一報は、期待の“映画プロジェクト”を紹介しましょう。
その名も『Siete días en La Habana(ハバナの7日間)』
フランスとスペインの合作で、ハバナを舞台にした7つの短編(15分)を、国籍も様々な7人が監督。しかも、その監督たちが、スゴイ豪華メンバー!
米国から、俳優として名高いベニチオ・デル・トロ
(初の監督作品として、もうこれだけで話題性十分!);スペインからフリオ・メデム
;アルゼンチンは、パブロ・トラペロ(『カランチョ』
)とガスパール・ノエ(※フランス在住、『エンター・ザ・ボイド
』);パレスチナからエリア・スレイマン
;フランスは、ローラン・カンテ(『パリ20区、僕たちのクラス』、そして本国キューバからは、ファン・カルロス・タビオ(『苺とチョコレート』、『グァンタナメラ』『バスを待ちながら』『El cuerno de abundancia』
)。
各監督は、独自の視点で1週間の内のある1日を担当し、全編を通して見たとき登場人物やエピソードが交差するオムニバス作品。7編の脚本コーディネートを担当するのは、キューバの作家、レオナルド・パドゥーラ。
出演俳優は、お馴染みのホルヘ・ペルゴリア、ウラジミール・クルス、ミルタ・イバラの『苺とチョコレート』トリオに加え、ラテンビート映画祭で来日した“キューバの薔薇”ことアナ・デ・アルマス
!
すでに先月のハバナ映画祭(第32回新ラテンアメリカ国際映画祭)の際にキューバを訪れたパブロ・トラペロやフリオ・メデム監督は、抜かりなく撮影の下準備も行った模様。
そのトラペロ監督のストーリーでは、音楽が特別な役割を占める構想であるのに対し、メデム監督はスペイン人男性とキューバ人カップルの愛の三角関係を構想中。一方、地元出身のタビオ監督は、「ハバナを多様なビジョンで描く」らしい。
スペインのプロダクション「モレーナ・フィルムズ」とフランスの「フルハウス」の製作による本作品の制作費はおよそ300万ユーロ。
ハバナを舞台にする意図について、プロダクション側は「これからの数年間でハバナは急速に変化するはず。だからこそ、今のハバナをありのままに描写しておくことが大事」と語った。公開は今年10月の予定。
(情報源:cubaencuentro.com)
早くも10月の完成が楽しみ~!