「鍵」についてお話していきたいと思います![]()
「SSH」では、やり取りするデータの暗号化に
「共通鍵暗号方式」を使います。
「共通鍵暗号方式」というのは暗号化と復号化
に「同じ鍵(共通鍵)」を利用するというもので、
クライアント側は「共通鍵」を利用して送信データ
を暗号化、それをサーバが同じ「共通鍵」を利用
して復号化するの。接続ごとに新しい鍵を利用
する仕組みだから、万が一、「共通鍵」を盗み取ら
れたとしても、次に接続してやり取りするデータ
の盗聴には使われないのね。
でも、「共通鍵」を相手側に渡すためには仕掛け
が必要なのね。もしも、「共通鍵」を暗号化せずに
そのままネットワークを介して相手に渡してしまえば、
その時点で盗み取られてしまうかもしれないでしょ。
念には念を![]()
で、「SSH」ではその「共通鍵」の受け渡しの方法と
して「公開鍵暗号方式」というのを利用しているの。
「公開鍵暗号方式」っていうのは、自分しか知らない
「秘密鍵」と、広く一般に公開する「公開鍵」をセット
にした暗号方式なのね。
一方の鍵で暗号化すると、もう一方の鍵でなければ
復号化できないってワケ。送信側は、受け手側が公開
した「公開鍵」を使って「暗号化された共通鍵」を作成。
作成された「共通鍵で暗号化されたデータ」と「暗号化
された共通鍵」を送信して受け手が「秘密鍵」で復号化。
この「公開暗号方式」を使ってクライアントからサーバに
送ったら、たとえ経路上で「暗号化した共通鍵」を盗み
見られても、復号化するための「秘密鍵」が無いから
「共通鍵」を取り出せないのね。
この一連の流れをイラストにすると、こんな感じ![]()
黄色い枠の中に書かれている説明の順番に注意してね![]()
鍵がたくさんでてきて、少し頭が混乱したRinaだったけど
つまりは、「データは"共通鍵暗号方式"で暗号化」して
「その暗号化に使われる"共通鍵"は"公開鍵暗号方式"
で暗号化」する・・・ってコトだと思う。
それじゃ今日はここまで、Bye, Bye![]()




