長野散歩。 | 深澤里奈オフィシャルブログ「tea journey」Powered by Ameba

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7年に1度の御開帳を拝むために、


「遅くとも一度は参れ善光寺」と言われる善光寺 に行って参りました。


善光寺はいずれの宗派にも属さず、全ての人々に


極楽往生を約束する寺院として、広く信仰を集めています。


その善光寺のご本尊、一光三尊阿弥陀如来は、654年以来の秘仏。


鎌倉時代に、ご本尊の御身代わりとして、前立本尊が造られ


拝されるようになりました。


普段は御宝庫に安置されていますが、7年に1度だけ


特別にそのお姿を拝むことができるのが、御開帳の盛儀なのです。





中央の阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸は五色の糸に変わり


白い善の綱となって、本道前の回向柱に結ばれます。


この回向柱に触れることは、御本尊に触れるのと


同じことになり、ありがたい功徳を授かると言われています。





写真の中央に写っているのが「回向柱」です。


当日はものすごい人手で、これに触れるのに40分くらい


並んだでしょうか。


周りの人に耳を傾けると、四国からいらしていたりと


本当に日本全国から善光寺参りに来ていました。


子供の頃は、そういった楽しみが分からなかったけれど、


今や神社仏閣にお参りすることや、美術館をたずねること、


建築を体感すること、もちろんレストランで味わうことを


主目的に旅をすることは、本当に心がウキウキします。





そういった場所から得られるインスピレーションは


仕事にとっても大切なものとなることが多く、


「好奇心」と「行動力」が何よりも原動力につながるな、と


最近特に感じています。





満席だった新幹線といい、参るために1時間近く並ぶことといい、


日本人の国民性というか、ある種の「信仰心」を


感じずにはいられません。


山門から見下ろす光景は、恐らく着物から洋服へと


様変わりしただけで、1300年間何も変わっていないのではないかと


想像するほどでした。





無事に回向柱に触れた後、向かうは前立本尊です。


こちらもかなり並ぶわけですが、正面からその輝かしい


お姿を拝見することができ、背景に流れる歴史と


独特の雰囲気にしばし酔いしれました。





お戒壇巡りに並ぶだけの時間がなく、


何も欲張ることもないか、とあとはのんびりお散歩。


お蕎麦もいただきました。


大好きな「おやき」も購入。



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帰京後はそのまま打ち合わせへ直行。


しばしの心穏やかになるひとときでした。





江戸千家の家元にも、前もって善光寺情報をいただいていたので


効率よくまわれたかもしれません。


御開帳は明後日31日までです。


次は、7年後の2016年ですね。