苔を照らす木漏れ日が、風で揺れています。
もう何年も通い続けた入り口までのアプローチなのに、
行く度に季節ごとの表情を見せてくれるので
飽くことなく楽しんでいます。
お稽古の席で、宗匠に先日行ったワークショップのお話を
させていただきました。
大層喜んでくださり、そして興味を持ってくださいました。
「習わないと抹茶を飲めない、飲んではいけないと
思い込んでいる方が多いようですが、
点て方をほんの少し教われば、どなたでもご自宅で
抹茶を飲めるのだと、ひとりでも多くの方に知ってもらいたいですね」
とおっしゃった宗匠に、ワークショップの反響を聞かれ、
先日参加してくださった皆さんが、その後のアンケートに
「自宅で点てています」
「主人にお抹茶を点てたら喜んでもらえました」
などと答えてくださったことをお伝えすると、
「とても自然な形で茶の湯が広がっていくのは
嬉しいですね。これからも続けてください」
と言ってくださいました。
「私も、そのような場にはいくらでもうかがいますよ」
ということでしたが、宗匠に来ていただいても
参加者の皆さんを含め、全員が楽しめるような
ワークショップを企画・開催できるようになったら
是非実現したいものです。
そして、そのお稽古席で、
「私はよく、お茶をどこで習うのがいいと思いますか？
なぜ里奈さんは江戸千家なのですか？と
聞かれることがあるのですが、
私の場合は祖母にお願いして江戸千家に
入門したわけですし、その時に選択の余地はなかったわけで
『ご縁』としか答えられず、いつも考え込んでしまうのです」
と宗匠にうかがったところ、
「茶の湯は縁だと思いますよ」
とおっしゃっていました。
もし始めたいという方がいらしたら、色々と調べてみて
見学をさせていただき、ご自分と合うなと「ピン」とくるところに
通ってみてくださいね。
始めるからには長く続けたほうが良いものですから、
ご自分の感覚を大切になさってください。
先日、吉川めいちゃんと会ってワークショップの話をした時、
「メディアを通じてだけではなく、直接会って
伝えること。そのことがいかにパワフルで
人々に大きなインスピレーションを与えられるかは
実際にやってみると本当によく分かるよね」
という共通の思いで盛り上がりました。
そして、二人ともこうも思っています。
『それは一方的なものではなく、
集まってくれるみんなから、
自分が発信するエネルギー以上に
大きなエネルギーをいただける』
本当にそうなのです。
私は先日のワークショップで大きなご褒美を
みなさんからいただいているのです。
ありがとうございました。
ありがたいことにご好評をいただきましたワークショップ、
第二弾を企画中です。
恐らく7月中に開催できることと思います。
詳細は追ってブログでご紹介しますので
楽しみにしていてくださいね。
参加してくださった皆さんからのアンケートをもとに、
よりパワーアップしたものになるよう頑張ります。
参加者の方からご紹介いただき、
そして友人からもすすめられていた『へうげもの 』、
大人買いして読破しました。
久し振りに漫画にどっぷりして、ちょっと気持ち良かったです。
『利休にたずねよ』を読んだ後で良かったかもしれません。
こういうところから、茶の湯へアプローチするのもいいのでは？
お稽古への道中で。
もうがく紫陽花の季節ですね。
昨夜の『元気の源泉』、
「観たよ～」
と、久し振りの友人から連絡がきたりして嬉しかったです。
こちらも、ありがとうございました♪