念願だった『お伊勢参り』をしてきました。
暑かったけれど、秋晴れの乾いた空気が流れる中、
本当に清々しい気持ちでいっぱいです。
日本人の心のふるさとと言われる、伊勢神宮。
お伊勢参りの計画は、ずいぶん前から立てていたものの、
(何年越し?)やっとやっと叶ったという感じです。
お伊勢参りには、正式な参拝の順序というものがあり、
今回は、かなり忠実にそれに従って参拝してきました。
まず、二見輿玉神社で身体を清めるところから始まるそうです。
写真は、日の出の絶景で名高い『夫婦岩』。
そして、伊勢神宮には『内宮』、『外宮』がありますが、
『外宮』から参拝するのが正式。
こちらは、外宮の正宮です。
圧倒的に澄んだ空気と、ある種の緊張感を感じさせる
独特の雰囲気がとても印象的でした。
こちらは、内宮の正宮に続く階段。
たくさんの人が参拝に訪れていました。
今回はご一緒したYちゃんのお陰で、普段は入ることのできない奥まで
進んで参拝することができました。
黒い玉砂利から、白い玉砂利へと足を踏み入れた時、
背筋がピンと伸びるような思いでした。
あんなに真剣に「二拝二拍手一拝」をしたことはないかもしれない・・・。
ちょっと震えちゃいました。
外宮への参道である橋は左側通行。
内宮への参道である橋は右側通行など、それぞれ決まりがあります。
そして外宮・内宮のそれぞれに、正宮以外に『別宮』があり、
これらも参拝します。
なので、ご祈祷もお願いしてゆったり参拝するのに
軽く5時間近くかかります。
でも、江戸時代に「お伊勢参り」が庶民の憧れで、
一生に一度でいいから伊勢神宮をひと目見たいと言わしめたのが、
参拝してみて初めて分かりました。
登ってみないと分からない、富士山頂での感激。
参拝してみないと分からない、伊勢神宮での感動。
どんなことでも「経験」しないと分からないものだけれど、
ここ2週間で経験したこの2つの出来事は、
私にとって、群を抜いてものすごい影響力を持っていました。
2週間前の私と今の私は何かが違うような気がする。
(気がするだけ、ね)
『来て良かった』としみじみ思うのです。
私にとっても心のふるさととなった伊勢神宮。
また必ず、参拝に行きたいな。