2021年11月 4歳の娘が胞巣型横紋筋肉腫と診断を受けました。入院して標準治療と代替療法を併用。現在は、標準治療を一旦やめて、癌と共存しながら生活しています。
4歳の娘が、小児がんになり、水素吸入器を導入して半年が経ちました。入院から使用してる例は、貴重な体験談かと思います。得に小児がんでは、おそらく最初から導入したのは娘が初めてだろうと言われています。なので、今回は水素についてや使用している水素吸入について詳しく書いていこうと思います。ご参考になれば幸いです。
病気の原因の9割は、活性酸素にあるとされています。水素は、活性酸素を無毒化させることができるといわれています。近年、あらゆる病気を治すことができるかもしれないと医療の分野で注目されています。2016年、慶応義塾大学病院で、心停止後症候群の治療目的で水素治療が世界で初めて認可されました。先進医療Bとして厚生労働省が認可したことがきっかけで、水素ブームになったといわれています。また、近年では、中国・武漢では新型コロナ肺炎 の重症化予防として、水素治療が採用されています。
水素の効果については、
こちらの本がおすすめです
科学的に検証した水素効果が
非常にわかりやすく書かれています。
抗がん剤やオプジーボと水素は相性が
良いです。実績がある先生による本です。
水素吸入は、体内に大量の水素を取り込むことができるとされています。水素水、水素風呂、水素サプリなど、手軽に水素を取ることが出来るのですが、水素の量は少ないです。最も、効率よく体内に取り組むのには、水素吸入です。
スイソニアのある暮らし
娘の治療には、suisonia株式会社のsuisonia.HOMEを使用しています。温熱療法(ハイパーサーミア)のクリニックに導入されていたので、こちらに決めました。水素吸入は、電気分解をして水素を発生させるものがあります。一方、スイソニアは『過熱蒸気還元法』によって、水素を含む水蒸気を安定的に発生します。カニューレを使って、鼻から吸入させています。鼻粘膜を常に潤した状態なので、保湿しながら健康状態を保つことができます。
スイソニアHP https://suisonia.com/
スイソニアの本はこちらが詳しいです。
新型コロナの後遺症軽減について論文結果が出ています。
−小児癌拠点病院へ持ち込みが出来たこと−
実際に医療用機器として安心・安全であることもあり、小児癌拠点病院に持ち込むことが出来たので、標準治療と水素吸入の併用が出来ました。※主治医の許可を得て持ち込みしています。
病棟は、大部屋なので、他の患者様に迷惑が掛からないことが条件でした。機械の稼働音は、静かではないのですが(ヒーターが回転する音がします)周りに迷惑が掛かる程の音はしないです。先生にも、これなら問題ないと確認して頂きました。
標準治療の病院に持ち込みするのは、エビデンスがないので、基本は持ち込み不可になります。※メッセージ頂きましたら、持ち込みOKになった方法を教えします。
−自然にリラックスしながら水素吸入ができること–
以前、小型の水素吸入装置を体験したことがあるのですが、直ぐにカニューレが白く濁るくらいのスピードがあり、鼻がくすぐったい感じがありました。スイソニアは、最初、本当に水素が出ているのか疑問に感じました。酸素と水素の混合気体になるので、息をしているのと変わらないです。息を止めると水素がスーと入ってきているのがわかりました。
この自然体で吸入ができるのが、子供にとって嫌な感じがなくて、テレビを観ながら、治療をおこなうことが出来ています。
−長時間の使用が可能なこと−
また、娘の1日の使用時間は、8〜10時間程です。長時間、水素を吸入し続ける事ができるのは、最大の利点であると思います。自然に水素吸入ができるので長時間使用していても気にならないです。
また、水素は、どんなに吸っても人体に害がなくて副作用もありません。副作用としては、眠気があります。娘の場合は、おもに睡眠時に使用しているので、かえって睡眠の質がいいように思えます。しっかり睡眠を取ることが出来ています。大量の水素が体内に入るので、お漏らしをすることもありますが、利尿作用によって老廃物や解毒の排出をしていることにつながっていると思っています。
(入院していた時の水素吸入記録 水色:水素 黄色:抗がん剤)
娘は、入院初日のVAC療法(オンコビン、コスメゲン、エンドキサン併用療法)は間に合いませんでしたが、入院から5日後に機械が届きました。ピノルビン・エンドキサン・オンコビン併用療法と同時に水素吸入を開始。
標準治療と併用することにより、副作用がほとんどありませんでした。子供は、大人よりも副作用に強く元気な子もいるようです。しかし、病棟の中で辛そうにしている子が多い中では、常に元気な状態でした。
血液検査結果は、白血球が大幅に下がることがなかったので、免疫力を高めながら治療をおこなうことが出来ていました。また、髪の毛の脱毛症状も、完全に抜け落ちることがありませんでした。病棟の看護師さんにも、「あまり髪が抜けていないね」とも言われました。
CT検査結果は、腫瘍内科医の先生も驚く結果となりました。
▼最新の検査結果
2021年12月15日、抗がん剤投与最終日になります。それ以降、現在まで標準治療をおこなっておりませんが、腫瘍の増大はしていません。
進行癌である癌の抑制がされて、現状維持しています。また、一部ですが、縮小もみられました。温熱療法もおこなっておりますが、眼にはあてることができないので、眼窩の腫瘍は、水素吸入により現状維持している状態です。
・水素は医学会の中でも注目されている
・4歳の小児がん治療には、スイソニアを使用
・副作用の軽減・脱毛の緩和・標準治療の効果を増強させる効果があった
・水素吸入によって、癌が抑制している
まだ、水素は研究中であり、治療に対してのエビデンスはありません。しかし、医学会でも注目されている分野でもあります。水素によって癌が治ったことにはならないですが、少なくとも進行癌である小児がんの癌を抑制しています。
娘の病気は、標準治療だと5年生存率僅か10%の症例です。水素療法によって癌と共存しながら生活ができています。
※あくまで個人の体験談です。全ての方に当てはまるとはいえません。