四国八十八ケ所第24番札所の最御崎寺。

こちらの遍路道の入口から登って行く。



なかなか険しい山道。

登っていく道すがら、鳥か、はたまた小動物か、何度もガサガサッと音がして結構ドキドキした。

さすがにクマとかオオカミとかじゃないよな。


足元も枯葉が積もっていて滑りやすい。

真冬にもかかわらず、頂上に着くまでに汗がダラダラ垂れてきた。

暑さだけでなく、冷や汗もまじってたかも。


帰りは絶対この道は通りたくない。

滑りやすい山道で下るのは、相当危険。

とか思いながら、25分間の恐怖(?)の山登りの後、無事到着。



最御崎寺は、大同2年、唐から戻った空海が創建したとされる。



参拝の方々は、遍路道とは反対側のスカイラインで車で登って来ていたらしい。

お遍路さんでもないのに、山道を登って来たのは私くらいか。

きっと今年もいい事あるな⭐️



お寺のすぐそばには、立派な灯台。

美しい海を見下ろして、心が洗われる。



お寺からの下り道は、スカイラインを使った。

歩道が整備されているわけでなく、人が歩いていいのかと思ったが、第25番札所への遍路道として正しかったようだ。

少なくとも山道を下るより百倍は安全だった。

それに、スカイラインからの景観が素晴らしい。

黒潮の濃い藍色を目に焼き付ける。

空海の見た海。。。



あけましておめでとうございます㊗️

本年もなつくさのブログをよろしくお願いします。


🌟🌟🌟🌟🌟🌟

若き日の空海の修行の場として知られる。

高知県室戸岬。


遠かった!

土佐くろしお鉄道とバスを乗り継いで、やっと来れた。

土佐はやなせたかし先生ゆかりの土地。

くろしお鉄道の各駅ごとにはやなせ先生のキャラクターがいました!

こちらは終点奈半利駅のなはりこちゃん。



電車もバスもずっと海の景色。

黒潮ってほんとに黒いんだ、などと感心する。


まずは、バス停青年大師像前で下車。


いきなりお大師さまのお出迎え。

想像してたより、かなり大きい。



こちらが、明星来影寺。



早朝に行ったため、受付がまだ開いていなかった。

階段を登っていくと作業をしてるお婆さんが居たので声をお掛けした。

「誰か来たら開けようと思ってたんよ。」と杖をつきながら、大師像足下の基壇まで案内してくださった。

基壇の中は、ステンドグラスで現された胎蔵曼荼羅の世界。



基壇の中には、大師御手形もあり、私も空海さんの手形に自分の手を合わせてご縁を結んでみた。

私の手より一回り大きめだった。


大師像の足元には、四国の地図があって、八十八ケ所のお寺の位置がマーキングされていた。


明星来影寺は、空海の『三教指帰』の「土州室戸埼にて勤念す。谷響きを惜しまず、明星来影す。」がその名の由来。

比較的新しいお寺であり、大師像は昭和59年建立。

台座を含め高さ21メートルとわが国最大の大師像。

凛々しい眼差しで今日も室戸の海を見守っている。






奈良博の空海展に続き、トーハクでは神護寺展が開催。



奈良博空海展と被っている展示品も結構あった。


一番の見どころはやはり高雄曼荼羅。


奈良博では胎蔵曼荼羅を鑑賞したが、トーハクでは金剛界曼荼羅を観ることができて、両部曼荼羅コンプリートできた。


高雄曼荼羅金剛界の大日如来さまをA4クリアファイルで。



裏は、胎蔵曼荼羅。



神護寺の空海さまは板材に浮き彫り。

表情が曼荼羅の仏さまのよう。

ふっくら丸いお顔。

お耳が大きい。

こちらは絵葉書。



神護寺のご本尊、薬師如来さまが素晴らしく、思わず手を合わせてしまった。

パンフレットのお方。

お顔の表情も荘厳な雰囲気。



空海の書、3部作「風信帖」「忽披帖」「忽恵帖」も目にすることができた。

3通目の「忽恵帖」、流麗な草書、あまりの美しさにため息しか出ない。


空海が唐から持ち帰ったお経や密教法具の目録である『御請来目録』もあった。

最澄の筆よりなる『御請来目録』は、空海の書いたものを、最澄が書き写したもの。

空海は、よく異体字を用いている。

代表的なものが、「空海」の「海」の文字。

上に「毎」、下に「水」と書く。

こんなかんじ。

(『風信帖』より)



最澄は、空海の『御請来目録』を書き写すのにあたって、異体字もそのまま写している。

最澄筆の『御請来目録』を見ると、「空海」の「海」は、上に毎、下に水だが、それ以外の「海」は普通にさんずいに毎だ。

最澄は、空海の書いたものをそのまま書き写しているから、空海がそのように書き分けていたと思われる。

空海のこだわりか。



神護寺には、2018年の晩秋にお参りした。

紅葉の季節も終わり、お山に静けさが戻った頃。

時雨に煙る夕暮れ、時を超えて空海に出会った気がした。