解離性同一性障害(多重人格障害)40余りの人格と共に生きる -6ページ目
おじいちゃん

もう死んじゃって
家追い出されたから
やっと逢えたと思った時には、もう死んだ時だった

死んで燃やされて骨になって
火葬場の人にひとつだけでいいから、おじいちゃんの骨が欲しいって
ずっとせがんだ事をよく覚えている

おじいちゃんは、私に取って最高の人だった

怒った顔を見せた事がない
怒った事がない
嫌な事を人に言われても、決して嫌な顔ひとつしない

いつもいつも全ての物に感謝していた
感謝の気持ちを絶えず忘れる事なく、感謝の言葉を繰り返し繰り返しとなえている人だった

愚痴のひとつもこぼさず、朝日が登ってから日が暮れるまで働いていた
どんな事にも、どんな話にもいつも耳を傾け一生懸命その人の為に出来る事を考える人だった
日が暮れてから寝るまでの時間、絶えず勉強していた
文句ひとつ言わず、ただただ一生懸命働き、一生懸命に生きている人だった

足が不自由になっても、腰が不自由になっても、不自由な事がたくさん出てきても辛いとか、しんどいとか何ひとつ口にする事なく
何の文句も口にせず、自分の事よりも人の心配をしいたわる心を忘れずにいる人だった

自然の恵みに常に感謝し、自然の恵みの尊さに常に感謝し、繰り返し繰り返し自然の恵みに感謝の言葉をのべていた

どんな時も、どこを歩いていても、家の中だろうが人のいる道路だろうが
感謝の言葉を繰り返し繰り返しとなえていた
寝ている時以外、絶えずとなえている人だった



どうやったらそんな風になれるのだろう
頑張ったからと言ってなれるものじゃない

ずっとおじいちゃんの背中を見て来た私なのに
今なぜそんな人になれていないのだろう

私は何を見ていたんだろう

教えて欲しい事がまだまだたくさんあった
話したい事がまだまだ多くあった

いつも私や私の年相応の解る言葉で話してくれたり、教えてくれたりしたが
医学の事や難しい本や、先祖代々古くからある書物の読み方や意味などになってくると
難しすぎて読めない本が多く出てきていた

どうすればそのような人になれるのだろう
もっともっとおじいちゃんから色んな事を学ぶべきだった
教わってくるべきだった


おじいちゃんが死んだ時、長年逢えなかったおじいちゃんにやっと逢えた
死んでからしか逢えなかった
やっと逢えたと思えば死んでからだった

今日病院へ行き、もう長年逢えていない祖母と横顔が似ている人を見付け
思わず撮ってしまった
祖母に逢えたような錯覚を抱いた

仏壇に先祖代々からの写真が飾られている事を思い出し
ムリを承知の上で仏間に飾られている祖父の写真を送って欲しいとお願いした

文句を言いながらも送ってくれた

嬉しかった
祖父の写真を見て涙がこぼれた

安心の気持ちとごめんなさいの気持ちと

毎日祖父の写真を見て
祖父の行動や言葉を思い出し
これから少しでも努力し、全ての物に感謝の気持ちを持って生きていけたならと思う




攻撃心を身近にいる人に対して向けてしまう

それは絶対にしてはいけない事であり
間違った行動

身近にいる人が悪いわけでも
いけないわけでもない

何も悪くはない

親に対する怒りや憎悪を知らず知らずのうちに
身近にいる人に対して攻撃と言う形で向けてしまっていると言う事を知った

気づかせてもらった

どうすれば親に対する怒りや憎悪を身近にいる人に対して向ける事なく
攻撃する事なく
自分が親を怖いと感じていたように
身近にいる人へ自分と同じように怖いと思わせてしまう事を辞める事が出来るのか

身近にいる人に怖いと言う思いを抱かせる事なく
安心して生活してもらえる事が出来るのか

今はまだその答えを見付けられずにいる

怒りを感じたり
攻撃してしまいそうになった時
身近にいる人へ向けず、自分自身に対して向けるよう
その感情を自分自身を傷つける事で押さえ込む方法しか
情けない私は未だ思い付けずにいる

手首を切った所で、何の解決にもならない
自分自身を傷つけた所で、何の解決にもなってはいない

どうすればいいのか
親に対する怒りや憎悪を、どうすれば解消出来るのか
私は考えなければならない

身近にいる人、そして自分自身のためにも考えなければならない

その答えは、自分自身の中にある
その答えを、自分自身で見付けなければならない

それは自分にしか出来ない事であり
自分自身でしか気がつけない

私はそれを見付けなければならない
自分自身で見付けなければならない






くそったれ

全て忘れたくて
忘れてしまいたくて

責めるのは自分だけでよくて

自分を責めて
責めまくりたてて

爆音で音楽聴きながら
リキュールをストレートで薬と一緒に飲んで
もう切るとこないくらい手首から腕を包丁で切って

自分を責めて
責めまくりたてて

また包丁を腕へとたてる

くそったれ

死んじまえ
くそったれの自分

くそったれ
死んじまえよ