おかあさんの唄 / アン・サリー | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.





























2012年公開で
多分息子と観に行った










まさに
お転婆だったが
後に人間を選ぶ雪が
二人の娘










体が弱く内向的だったが
後におおかみとしていて
逞しく生きる雨が
息子










子どもたちの父親である
おおかみおとこと死に別れ
おおかみ子どもの雨と雪を
悩みながら一生懸命育てる
純粋すぎる花が自分のよう










泣きながら
苦しくなりながら
観た映画だった













そして
そのエンディングに流れたのが
この、アン・サリーさんの
「おかあさんの唄」で











わたしは映画では
画像より
音楽が残りやすく











エンディングの曲に
いつもこてんぱんに
やられるのだが

西の魔女が死んだ」の〝虹/手嶌葵〟さんも、エンディングで泣き崩れ立てなくなり、君の名は。」は、オープニングの〝前前前世/RADWIMPS〟から涙が出て止まらなくなり、エンディングの〝なんでもないや/RADWIMPS〟は息が苦しいほど泣いた













もう、この曲も
嗚咽して
立ち上がれないくらいで










それは後に
おおかみ子どもの雨と雪の
サウンドトラックも
DVDも買い












母親でもある
アン・サリーさんに魅了され
彼女のアルバムを
何枚も手に入れたほど
その世界や声に飲みこまれていった













そして今日

YouTubeでたまたま

アン・サリーさんの曲が

流れてきたので












久しぶりにこの

「おかあさんの唄」を

聞いたら












二年半前に

息子が出て行ったこと










昨夏

次女がおかあさん

なったことや











野良猫タヌちゃん

命を終えて

旅立とうとしていて

もう何もしてあげることが

なくなってきたことや












今日が

わたしが好きな雨

ということもあり










やっぱり

声も出ないくらい

震えながら泣き崩れ 

愛が爆発している
















この、歌詞が、もう、これ以上削ぎ落とせないくらい、絵本のようにシンプルで、そしてどこまでも優しく…、だからこそ、物凄く深く痛いほど苦しいほどえぐられるほど突き刺さり、そこに、アン・サリーさんの、もう、その、美しく、柔らかく、強く、優しく、深く、広く、切ない声が、苦しい…










「おかあさんの唄」


歌:アン・サリー/高木正勝

作詞:細田守

作曲:高木正勝

まだ見ぬあなた 逢えますように
おなかをさすり いつも願った

ふうう ふうう どんな かおしてるかな
ふうう ふうう どんな こえをしてるの

おおきな瞳 わたしを映す
なみだの粒が ほほにはじける

まんま まんま おいで ごはんできたよ
たたた たたた おいで さんぽいこうよ

泣きはらした目で 膝を抱える
訳を聞かせて すべて話して
だいじょうぶ どこへも行かないよ
なにがあっても いっしょにいるよ

あなたの笑った顔が 好きよ
落ち込んでいても 元気をくれる

ルルル ルルル おいで 歌 歌おうよ
うおおん うおおん おいで のど 鳴らそうよ

きらら きらら のびのび 育っておくれ

雪を駆け 雲を数え 雨に遊び 風に吹かれて
花に埋もれ 草笛鳴らそう 四本足で 二本の足で

新しい朝
新しい風
あなたのために準備されたの

新しい朝
新しい光
世界はあなたのためにある

新しい朝
新しい虹
世界は不思議に満ちている

ふたつの道の どちらか選び 遥か彼方 見つめるまなざし

して あげられる こと もう なにも ないのかしら

いつか あなたが 旅立つときは きっと 笑って 見送ってあげる

ううう ううう でもちょっと さみしいかな
うおおん うおおん おねがい しっかり生きて