そして今日
YouTubeでたまたま
アン・サリーさんの曲が
流れてきたので
久しぶりにこの
「おかあさんの唄」を
聞いたら
二年半前に
昨夏
なったことや
今野良猫タヌちゃんが
命を終えて
旅立とうとしていて
もう何もしてあげることが
なくなってきたことや
今日が
わたしが好きな雨
ということもあり
やっぱり
声も出ないくらい
震えながら泣き崩れ
愛が爆発しているこの、歌詞が、もう、これ以上削ぎ落とせないくらい、絵本のようにシンプルで、そしてどこまでも優しく…、だからこそ、物凄く深く痛いほど苦しいほどえぐられるほど突き刺さり、そこに、アン・サリーさんの、もう、その、美しく、柔らかく、強く、優しく、深く、広く、切ない声が、苦しい…
「おかあさんの唄」
作詞:細田守
作曲:高木正勝
まだ見ぬあなた 逢えますように
おなかをさすり いつも願った
ふうう ふうう どんな かおしてるかな
ふうう ふうう どんな こえをしてるの
おおきな瞳 わたしを映す
なみだの粒が ほほにはじける
まんま まんま おいで ごはんできたよ
たたた たたた おいで さんぽいこうよ
泣きはらした目で 膝を抱える
訳を聞かせて すべて話して
だいじょうぶ どこへも行かないよ
なにがあっても いっしょにいるよ
あなたの笑った顔が 好きよ
落ち込んでいても 元気をくれる
ルルル ルルル おいで 歌 歌おうよ
うおおん うおおん おいで のど 鳴らそうよ
きらら きらら のびのび 育っておくれ
雪を駆け 雲を数え 雨に遊び 風に吹かれて
花に埋もれ 草笛鳴らそう 四本足で 二本の足で
新しい朝
新しい風
あなたのために準備されたの
新しい朝
新しい光
世界はあなたのためにある
新しい朝
新しい虹
世界は不思議に満ちている
ふたつの道の どちらか選び 遥か彼方 見つめるまなざし
して あげられる こと もう なにも ないのかしら
いつか あなたが 旅立つときは きっと 笑って 見送ってあげる
ううう ううう でもちょっと さみしいかな
うおおん うおおん おねがい しっかり生きて