何かあると
キレることの多い
ひとだったが
わたしや
子どもたちに
手を出したことは
なかった
でも
ある日
理由もわからず
突然キレた
元夫が
わたしに
襲いかかり
手をかけようとした
そして
わたしは
「止めて」
と言うのは
違うなと思った
でも
「いいよ」
と言うのも
もちろん違い
わたしの
本音はなんだろう
と考え
「あなたは
そんなことしないよ…」
と言った
彼は
一瞬で
手を離した
そして今
「家族、パートナー関係なく
もう、全ての人、存在を
信頼だけで生きていきたい…」
と
思うようになった
わたしは、ふと
この話を思い出し
「ああ、わたしは
彼の全てをこのときのように
信頼できたら良かったのか…」
とハッとした
そして
彼との縁がこれから
どうなるかわからないし
二度と会わないかもしれないし
もしかしたら
でも、今
「あのときのように
もう、彼の全てを信頼しよう…」
と思うようになり
それは
彼との、パートナーシップの
ゴールでありながら
スタートで
それは
彼がどうであれ
結局彼や他人というのは
どうでもよく
自分の全てを
信頼できるようになった
ということで
世の中の全てを
信頼するようになり
信頼だけの世界を
生きるようになった
ということで
