母:
愛子に
やっとわかってきたわ…
愛子:
凄いことよ、それ…
母:
そうしたら
何て自分が愚かだったか
何も分かってなかったか
と思ったわ…
ごめんね…
愛子:
ううん
わたしもそうだったし
どんな自分も
その瞬間瞬間
無意識であれ、意識的であれ
一生懸命生きてきたし
起こるべきことしか
起こらないし
気づいたことは
これから実践すればいいのだから
どんな自分も許し
肯定すれば良くて
そこからが真の意味で
人生のスタートよ…
母:
愛子がそう言ってくれるから
だから
今できることを一生懸命して
後悔無く生きようと思う
愛子:
それ、本当に凄いことよ…
そうしたらね
お母さんがいつも願っているように
幸せに死ねるのよ…
その願いを叶えてあげたくて
厳しいことも言ってきたの
ごめんね…
母:
ううん
何百回も言ってくれて
ありがとう
と言い
二人で泣いた