夜深くまで
昼に
洗濯を干して
娘たちと
お茶を飲んで
猫たちを見て笑って
昼過ぎに
掃除して
干した布団を入れて
猫たちにご飯をあげて
元夫と息子
長女と次女は
出かけて
洗腸をして
全てが
スッキリして
無限しかない
解放的な
世界で
一人になって
ゆっくり
しているとき
友人から
こんな動画が
送られてきた
そして
今は
わたしも
世の中も
いかに
個性や
無限の能力や
無限の能力を
表現するか
発揮するか
それで生きるかが
テーマだと
思っていたので
こんなに
どこを切り取っても
彼自身しかない
生き方に
ここまで
やってもいいと
見せてもらったようで
許可を出せたようで
もう
その衝撃に
言葉を失った
そして
次に
送られてきたのが
去年夏に
衝撃的な
出会いをした
アーティストの
この最後の
弾き語りが
始まった瞬間
わたしは
鳥肌が
止まらなくなった
そして
歌詞も聞いて
声も聞いて
彼の顔も
髪も
手の動きも
笑ったときの八重歯も
見ながら
全てを
感じていたら
わたしは
突然
嗚咽し
猫たちも
寝入っていた
一人の部屋で
泣き崩れた
それは
まるで
津波に一瞬で
さらわれたような
原爆の中心で
一瞬でからだを
持っていかれたような
衝撃で
無風で
無音で
時が止まったのか
時間が無限に在るのかも
分からない
衝撃で
全てが
一瞬で
無くなったけど
そこに
太陽だけが
残ったような
自分が
太陽になったような
衝撃で
それは
全て人の
核に在る
純粋さの
優しさで
無風なのに
いや
無風だからこその
衝撃で
もう
本当に
アカンやつで
その状態が
その後もずっと
続いてる
