19年前
障害を負ったとき
睡眠障害もあったし
発作もあったし
一時期全盲だったので
音にも
全てにも
敏感すぎて
なかなか
寝ないときが
あり
夜中一晩中
歌を歌いながら
おんぶをしたり
昼間ドライブを
何時間もして
車で寝かせ
そのまま
どこかの木陰で
何時間でも
寝かせたりしていて
その時は
寝かさなきゃ
死んでしまうのではないかと
不安で
それは
子どもたちが
新生児のときに
寝なかったり
おっぱいを飲まなかったり
吐き続けたときも
同じだった
そして
今は
そんな時間も
その時の
子どもたちも
わたしも
息ができないくらい
爆発するくらい
愛おしいけど
今のわたしは
そんな
外側のことも
もちろん大切で
幸せだったり
楽だったりに
越したことはないけれど
でも同時に
そんなことは
取るに足りないことで
どちらでもよくて
どうでもよくて
ただただ
子どもたちが
自分が
世界中が
愛おしいだけで
ここが
世界の中心なんだと
わかった