出産 12. | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.


















そして
「赤ちゃんのお父さんは?」
と尋ねると












二人の男性に
可能性がある
と言った












でも
だんだんとそのうちの
「この人がお父さんで
間違いないのではないか…
という確信が出てきた」
と彼女は言い












その本能に
その直感に
またわたしは唸った











でも
人生を左右するくらい
とても大切なことで
相手もいることで
たまたま二人の血液型が
同じなので










いずれは
DNA検査をする
と言ったが














今は彼女は
結婚したいとも
認知してほしいとも
何も考えていない
と言った
















そして
その二人は
たまたま











「それぞれの夢に向かい
今年、現実的に
大きな一歩を踏み出す
大切な人だ」
と言い











彼女は
その夢を
ずっと応援していたので












「(こういう状況にはなったが)
変わらず夢を叶え続けて欲しい」
と言った
と話してくれた













そして
父親の可能性のある
二人に
全てを話すと









二人は
驚き、動揺しながらも
それを受け入れ












彼らなりの
誠意やサポートを
見せてくれ












彼女や
赤ちゃんに
何度も会いに来てくれている
と言った




























そして
娘さんも
友だちも
彼らも












誰も責めず
自分も、他人も
夢も、現実も
全てを大切にする姿は
本当に美しく














娘さんと
友だちと
わたしは












お母さんと赤ちゃんが
「お父さんが、本当に必要」
だと思ったときに











「彼らか
また別の人かはわからないが
全てを受け入れてくれる
父親が現れるよね…」
同じことを言った













そして、でも
父親でさえ
この状況を










瞬時に
全てを受け入れ
手放しで喜び
心から楽しむことが
難しかったことを
思うと











また若い男性が
それも
長年の夢を掴みかけている
若い男性が












これを
一人で抱えることは
難しかったのでは
と思うと













今の段階では
お父さんが二人いるのは
本当に最善だったのだ
と思った
























そして
誕生の瞬間は











1パーセントも
1ミリも
不安がなく











ただただ嬉しくて
今にも踊りだしそうな
わたしたち三人が
その場にいた
というのも













本当に
最善で
完璧で












赤ちゃんが
そんな環境を
選んで生まれてきたんだ…
と思った