4年前の
ちょうど今頃
わたしが乗る車を
変えることに
なった
それまでわたしは
ワンボックスの
ファミリーカーに
乗っていたが
もう
家族皆で乗る機会も
少ないので
中型車に
乗り換えようと
思い
元夫にそう言うと
彼も同じ考えで
二人とも
赤がいい
ということも
一致した
そして
夫はその時
MAZDAがかっこいい
と言い
二人で
サイトを見て
SUVの赤い車がいい
と一致し
その話をそこまでにし
わたしは
用事があったので
出かけた
そして
信号で
止まったら
たまたま隣りが
その
話していた
MAZDAの
赤いSUVだった
だから
そのシンクロに
この車を買う運命なのか?
と思ったが
ちょうどそのとき
夫から
一枚の写真が
送られてきて
わたしは
それを見て
一瞬で
涙が溢れた
それは
わたしが
20年以上前から
いつか乗りたい
と思っていた
VOLVOだったから
元夫と
付き合っているとき
ドライブや車が
好きだった彼は
いつも
ドライブをしながら
あのメーカーは
あの車種は
あれは逆輸入で
など
いつも
車のことを
話していて
わたしは
特に車に
興味があったわけではないが
ずっと何となく
それを聞いていて
それは
長女がずっと
わたしに
話し続けたのと
同じだった
そして
いつしか
車やドライブが
好きになり
いつか
VOLVOに乗りたいと
何となく
思うようになり
だから
一年くらい前に
ふとそれを思いだした
わたしは
VOLVOの
ショールームで
何となくパンフレットを
貰っていた
でもそれは
まだまだ先のことだと
思っていたし
元夫に
VOLVOに乗りたい
と言ったことが
あるかどうかも
定かではなかったし
わたしは
免許を取って
20年以上経つが
ずっとファミリーカーに
乗っていたので
それが
初めての
自分の車のようで
その不思議や
その喜びが
その一瞬に全て
詰まっていて
涙が
止まらなくなった
そして
話を聞くと
それは
インターネットで探した
走行距離が極端に少ない
中古車だとわかった
そして
ディーラーさんに
話を聞くと
それは
高齢の男性が
最後に大好きな車に乗りたい
と買った車で
だから
市内で
病院に行くときだけに乗り
すぐに手放した車で
ああ
それは
なんて幸せな車なんだろう
と思った
そして
ディーラーさんも
少し障害があるような方で
だからわたしは
この車を
この方から買う
運命を感じ
それは
子どもたちや
猫たちが
わが家にきたように
この車も家族なんだ
と涙が溢れ
車にも
魂があるのだと
思った
そして
ナンバーは
家族に内緒で
エンジェルナンバーで
11-11
にしたら♡
娘たちに
やると思った!
と笑われ
今も
見るたびに
大好きで仕方がない
この車を
可能な限り
大切に乗ろうと
思っている