また
ご自身も
絵を描く松山先生は
「どうしたら
りんくんみたいに
絵が描けるのか
といつも思う」
と言う
そしてそれは
息子が
「終わりを
考えていないから
魅力的なのだ」
と
「多くのアーティストは
描き始める
と同時に
描き終わりを
イメージし
描き進めながら
そのイメージとの
ズレを体験し
そのズレを
必死に埋めようと
もがき
その結果
絵が
美しくなくなる」
と
先生は言う
でも
「りんくんの絵にはそのズレ
その無駄がなく
それは
彼が
終わりを考えて
描いていないからだ」
と言う
それは
「彼が
何も考えず
計画も立てず
今この瞬間だけを
生き
自分の絵と対話をしながら
反省も後悔も
ないからだ」
と
そして
「絵を描くときに
大切なのは
始まりではなく
いかに終わるかで
りんくんは
終わりを考えていないのに
その終わり方が
美しく
りんくんが
絵を描くことは
生きる力だ」
と
先生は
言う