そして
その後すぐ
知人とランチに
行った
その知人は
お手伝いもしてくれ
共にし
自分のなかに
還りたい場所が
在ることを
思いだした
あの江ノ島へも
一緒に行った
ひとで
わたしたちは
2、3ヵ月ぶりに会って
近況報告をしあった
そして
ずっと絵を描くのが
好きだった
彼女が
少し前に
通い始めたという
絵画教室の話を
始めた
それは
前回会ったときも
聞いた話だったが
今回は
聞いているうちに
ふと
その先生のバランスや
感性の素晴らしさに
気づいた
すごく
シンプルで
一見普通のこと
のようだったが
わたしは
から
バランスや
シンプルで在るかや
普通で在ることが
いかに
凄いことかに
気づくようになったので
ハッとした
そして
もし息子が
何かを習うなら
彼の無限の能力を
どこまでも
そのままにしてくれるような
天井がなく
共に
どこまでも成長しあう
ひとがいいと
ずっと思っていたら
「先生は〝生徒さんと
共に成長していきたい〟
と言っていてね…」
と彼女が言い
わたしは
息子が表現するものは
絵で
この先生の教室に
行くのではないかと
ハッとした