「鹹味(かんみ)」は、塩味だけではなく・・・ | 原因不明の体調不良からすっきり抜け出すコツ

原因不明の体調不良からすっきり抜け出すコツ

頭痛、胃痛、じんましん、更年期・・・検査しても原因がはっきりしない、でもツラい症状は、身体だけでなく心もしんどいですね。なぜこれらが起きるのか、どう対策したらいいのかを、東洋思想の陰陽五行説をもとに一緒に考えていきましょう。

こんにちは。 光藤 明美(みつふじ あけみ)です。

 

今年1年、お世話になりました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

来年も、いろんな講座で五行のお話をしていきますね。

 

さて、五行には「五味(ごみ)」というのがありますね。

木=酸味
火=苦味
土=甘味
金=辛味
水=鹹味(かんみ・塩辛い味)

その臓腑が好む味覚でもあり、弱ってる時に補う味覚でもあり、でも摂り過ぎてもよくない味覚。

木気が強いときは酸味もいいですが、摂り過ぎると胃を傷めます。

だけど、滞った気のめぐりには、柑橘系のさわやかな酸味もいいし、汗が出過ぎてる(寝汗をかくとか)ときも、フルーツビネガーなど、酸味がおススメです。

そして、それぞれの味覚は、その季節を過ごすのに必要なものでもあります。

 

木=春=酸味
火=夏=苦味
土=土用=甘味
金=秋=辛味
水=冬=鹹味

 

今の冬の季節であれば「鹹味」が必要ということになります。

いわゆる「塩辛い味」と解説されることが多いですが、もう少し詳しく言うと

 

天然の海のミネラル成分を含む、人体に必要な塩分を含む味覚。

 

ということも言えます。

 

なので、合成された塩ではなく、天然塩でないと「鹹味」とは言えないかな。

 

鹹味の食材は、昆布、海苔、貝類、えび、カニ、など。

どれも海のもので、出汁をとるとほのかに塩分を感じるものが多いですね。

 

海からとれるものには、海のミネラルを含んでいます。

私たちのカラダを動かすのに必要な成分です。

 

そして、海のミネラルと、人間のミネラルは、構成が非常に似ています。

 

生命誕生の源は、海ですから、当たり前と言えば当たり前。

 

体調がいまひとつのときに「和食中心の生活を」と言われる理由のひとつに、和食は出汁を効かせた料理が多く、それを食べることで不足しているミネラルがとれ、筋肉運動や心拍数の安定、神経伝達、水分量や浸透圧の調整などが整えられます。

 

熱中症予防に、水だけではなく、梅干しなど塩分を含むものも一緒に、といわれるのは、そういう理由なんですね。

 

そして、この冬は出汁を効かせた和食で、必要な鹹味を摂っておくことが大事。

 

寒い冬は、次の季節の春に向けて、カラダを整えておく期間。

 

それを考えると、お節料理って鹹味が多いかも。



 

ただし、鹹味のとりすぎは、高血圧になりやすいなど、血液循環を悪くするので、何事も「塩梅」を大事に。

 

味覚も、五行を絡めて学んでみると、なかなか奥が深いです。

そして2022年の年明け、最初のオンライン講座で、この味覚と五行をやります。

日程もある程度決めたのでちょっとお知らせしますね。

 

■「味覚と五行」全6回コース

受講料 8,500円×6回
一括払いには割引特典をつける予定です。

各回、録画対応あり。受講時間は90~120分の予定。

募集受付は、2022年1月4日20時配信のメルマガから始めます。

・主な講座内容と日程

●第1回 1月14日 10時~
「味覚と五行」

・五味について 酸、苦、甘、辛、鹹
 五味とはどいういう味覚?
 弱ってる時にいいの?好む味なの?

・五味だけではない五行の味覚
「五宣」五臓によい味覚(相生でとらえる)
「五禁」五臓によくない味覚(相剋でとらえる)
「五傷」五臓を傷つける味覚

・五味の作用
 酸味は体を引き締める、摂り過ぎは肝や筋を傷める
 苦味は気を下す、摂り過ぎは冷えてしまう
 甘味は気を補う、摂り過ぎは太る、食欲が落ちる
 辛味は発汗、血行を促す、摂り過ぎは肌が乾燥する
 鹹味は固まりを柔らかくする、摂り過ぎはむくむ


●第2回 2月20日 10時~
「酸味がココロとカラダに与えるもの」

・胃が弱い人は酸味を摂り過ぎない
・酸味は血を集める?
・酢は体を柔らかくするのか?
・低血圧の人は酸味にはご注意
・潤い不足のときには酸味を
・酸味を摂りたくなる心理とは
・酸味の食材


●第3回 3月10日 10時~
「苦みがココロとカラダに与えるもの」

・火=心はほろ苦いのが好き
・気が頭に上るときはコーヒーを
・苦味の摂り過ぎは毛が抜ける???
・食欲旺盛な人は適度な苦味を
・お腹が弱い人は控えめにする理由
・苦味を摂りたくなる心理とは
・苦味の食材

・・・という感じで、4月・甘味、5月・辛味、6月・鹹味と続きます。

あらゆる食材には味覚がありますが、良い面も、良くない面も両方知っておくことが大事です。

テレビなどで「○○がカラダによい」と紹介されると、翌日にはスーパーで売り切れが続出するという現象がおきますね。

朝バナナとか、ココアとか、納豆や寒天も品切れしたことあったかな?

それらの情報は間違いではないですが、その食材がどんな作用があるのか、カラダにどう作用するのかを知っておかないと、自分には合わず、逆に調子を崩してしまうことも。

2022年は、自分の身体を大切に、そして楽しめる食生活を送りましょう。

募集告知は来年、1月4日20時配信のメルマガにて。
しばらくお待ちくださいね。

来年も楽しく学べる五行のお話をたくさんしていきます。

どうぞよろしく。そして、よいお年を。


2021年12月31日 光藤明美 拝

 

 

 

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