甘いものを食べ過ぎる心理。 | 原因不明の体調不良からすっきり抜け出すコツ

原因不明の体調不良からすっきり抜け出すコツ

頭痛、胃痛、じんましん、更年期・・・検査しても原因がはっきりしない、でもツラい症状は、身体だけでなく心もしんどいですね。なぜこれらが起きるのか、どう対策したらいいのかを、東洋思想の陰陽五行説をもとに一緒に考えていきましょう。

● 甘いものを食べ過ぎる心理。

こんにちは。光藤 明美(みつふじあけみ)です。

ある特定の味覚のものや、食材ばかりを食べ過ぎているとき。

カラダもですが、ココロのバランスが崩れているときに起きることが多いかもしれません。

よく聞くお悩みは「甘いものを食べ過ぎる」というもの。

五行で味覚との関係をみると、土=脾(ひ)が弱っているときに、甘いものが欲しくなる、とあります。



つまり、胃など消化器系が少々元気がないときに、甘いものが欲しくなるのですね。

ここまでは、教科書通りの見立て、知識。

だけど、これがわかったから、甘いものをやめられるか?というと、そうでもないのですね。

甘いものが欲しい理由が、土=脾が元気がないから、というだけではないんです。

原因が、胃の不調だけとは限らない。

これを紐解くには、いつ、どういう気持ちのときに、甘いものを食べ過ぎているか?に気づく必要があります。

ある受講生さんの体験をご紹介しますね。

男性で、整体関係のお仕事でしたが、患者さんも多く、毎日忙しく働いておられました。

休みの日に甘いものを無性に食べたくなる、炭酸飲料も毎日飲んでしまう、アトピーも出る、というお悩みでした。

それに対しての回答を、一部抜粋してご紹介しますね。

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・休みの日に、甘いものを無性に食べたくなる。

甘いものは、ココロもカラダもゆるめてくれます。

普段お仕事で、気を張っていることが多いですか?

その反動で、甘いものでゆるめようとしているのかもしれません。


・転職を期にアトピーが発症した。

早食いもアトピーの原因となりますが、食べるスピードはどうでしょう。

アトピーは原因がいろいろですが、ここではひとまず金の過剰と見てみますね。

金は「~ねばならない」と自分をきちんと律しようとする性質があります。

また「境界線」というキーワードもあり、人と人との距離に違和感や不快感をもつとアトピーが出る人がいます。

皮膚が人との「間合い」「空気感」を過剰に感じ取ってる状態でしょうね。


・炭酸飲料を毎日飲む。

お腹の中に、なにか抱えていると(ストレスとか、何か言いたいこととか)それを出したくて、
げっぷで出そうと、無意識に炭酸を欲しくなる人がいます。

木の上昇のエネルギーが途中で止まっているのですね。

それを炭酸のチカラを借りて、動かそうとしたくなるようです。

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土の不調、といってしまえばそれまでですが、なぜその不調が起きてしまうのか?何を補いたくて甘いものが欲しいのか?

その理由が大事ですね。

後日ご本人から、いただいたご感想です。

確かにスーパー早食いですし、患者さんとの距離感は、未だに難しく苦労しています。

いただいたメールを何度も読み返しながら、少しずつ自分に当てはめていって改善していければと思います。

とりあえず、和菓子食べながら熱いお茶をゆっくり飲んで、~すべきという変なこだわりを柔らかくしていきたいです。

ありがとうございました。

甘いもの全部をやめる、とすると、反動でさらに食べたい衝動が起きます。

なので、白砂糖やクリーム、バターなどを多く含む洋菓子よりも、小豆やくずなど自然食材の甘味でつくられた和菓子をおススメしてみました。

飲み物も、温かい緑茶を、ゆっくりすする。

ゆっくり、がポイントですね。

仕事も忙しい、患者さんとも気を遣う、時間内に施術しなくてはならない…

こうした環境が続けば、しんどいですから、身体はどうにかゆるめようとします。

それが甘味であり、炭酸飲料だったのでしょうね。

ココロとカラダはとても繊細。

甘味や炭酸が欲しい理由も、人それぞれ違う。

ですから、細かく問いかけて、少しずつ紐解いていくといいですね。

陰陽五行講座では、こうした味覚と心理の関係も学べますよ。

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