12/28、りん氏の最新動画『【ご報告】恐ろしい村から逃げて都会で一人暮らしを始めました』にて、鶴居村役場による酷い扱いが告発されました。
しかしその内容に大きな疑問を抱いた人は多いのではないでしょうか?
①鶴居村役場により、不当に健康保険料が吊り上げられ、収入より高額な保険料を請求されてしまった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240107/13/rin-inakagurashi/90/11/p/o1442010615386594662.png?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240107/13/rin-inakagurashi/58/57/p/o1091010815386594740.png?caw=800)
②村から逃げ川崎市に住民票を移すが、区役所職員から村から逃げるまで払っていた国民年金の記録が抹消されていると聞かされた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240107/13/rin-inakagurashi/66/1f/p/o1620010315386595098.png?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240107/13/rin-inakagurashi/d2/f7/p/o1042010715386595115.png?caw=800)
国民健康保険と国民年金という社会保険の仕組みから考えてみると、りん氏が“恐ろしい村”と述べ告発している内容は思わず首をかしげたくなるもの。
以下で紐解いてゆきましょう。
告発①:不当に高額な保険料請求について
役場が恣意的に、そして不当に個人の保険料を釣り上げたのなら大問題。
しかしそんな事が本当に起こり得るのでしょうか…?
個人事業主であるりんの場合、保険料は税務署での確定申告で決まった前年の所得金額(収入-必要経費)に応じ自動的に算出されるもの。
そこに役場職員の意思が加わることは本来ありえないことで、彼女の主張が本当であれば世を騒がせる大問題となるのですが…
そして「月収を超える健康保険料にまでなった」との主張。
それは一体いくらくらいになるのか、今まで彼女が公開してきた収益情報を基にシミュレーションしてみましょう。
りん氏は2023年9月UPの別動画にて、「年収200万円未満」だと述べています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240107/13/rin-inakagurashi/0f/7c/p/o0892016015386596007.png?caw=800)
月の収入については仕事柄ある程度は変動するのでしょうが、今まで3度の報告で月12万円・17万円前後・過去最高再生数を記録した月でも19万円近くだと述べています。(後者2例は当時の為替レート換算)
※月収はいずれも2023年度のものですが、りん氏は前年はより多くの動画をコンスタントに出していたため、2023年を大きく下回ることは無いと仮定し算出データとします。
そして「200万円未満」と言う年収、これは自然に考えれば2022年の所得を指し、村役場から請求されている保険料の算出ベースであると考えられます。
これらを踏まえ、健康保険料の計算ができるサイト(https://keisan.casio.jp/exec/system/1324355661)
でりん氏の条件にあてはめたところ、仮に年収180万円の場合は月の保険料が16125円(子ども・子育て供出金含む)、年収200万円の場合は月の保険料18275円(同)。
「収入より高額な保険料にされた」となれば、請求額は遥かに高いと考えられ、分かっている範囲での月収の下限である12万円を超える額を請求されたと仮定できます。
では改めて保険料算出サイトで調べてみましょう。
月の保険料が12万円(子ども・子育て供出金含む)を超えるには、確定申告で決定した年間所得金額が1338万円(月にならして111万5000円)を超えることが条件。
ちなみに北海道での上限保険料は月に14万6761円。
これは年間所得1626万円以上(月平均で135万5000円以上)ということに。
普通に考えれば、税務署はりん氏に対してそれだけ(あるいはそれ以上)の高額所得があると把握し、それを基に村役場が自動的に算定した保険料であると考えるのが自然ではないでしょうか?
となれば、りん氏は「貧困女子」からほど遠い人物ということに…
ここで思い起こされるのは、彼女が以前から述べている「貧困」の理由、「動画収益の90%を楽曲使用料として払っている」というもの。
仮にりん氏が確定申告でこの支払い実績を証明できなかったのだとすれば、村役場も上記試算のように場合によっては彼女が述べてきた額の10倍近く(あるいはそれ以上)の高額所得があると認識し、その額に応じた保険料を算定するのは当たり前のことに思えます。
それともこれは、鶴居村役場が一個人に対し(悪意を持った嫌がらせとして)所得額を無視した不当な保険料吊り上げをしたという事なのでしょうか…?
にわかには信じがたいことである以上、もし自身の主張が事実であるならば、動画などで発信するだけでなくもっと強く訴え出る場に駆け込む必要があると思うのですが…
ちなみに、りん氏が動画のテロップで示している
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240107/13/rin-inakagurashi/a9/61/p/o0944010315386596093.png?caw=800)
「減額申請(正式には「減免申請」)」とは、不当に高く算出された国民健康保険料を正しい金額に訂正してもらうことではなく、主に個人的な状況(休廃業や営業不振など所得の大幅な減少)を理由に保険料の減額や猶予・免除を願い出ること。
これではりん氏自身、「こんなに高い保険料は不当だ。おかしい」と異議を唱えている訳ではないことになりますね。
●もうひとつの可能性
動画の中で、彼女はこうも述べています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240107/13/rin-inakagurashi/45/f3/p/o1451011615386596286.png?caw=800)
これは村役場から新たな保険証を発行して貰えなかったという事でしょうか?
もしも、保険証は発行されたが“恐ろしい”村に戻ることができず受け取れないと言うことならば、委任を受けた代理人(動画内でも触れている弁護士でも、付き添いをしてきた人物などでも可)による受け取りを行えば良いだけの話。(上記の保険料減免申請も同様に、代理人による手続きも可能です)
そこで保険証が発行されなかったという前提に立つとすれば本来であれば健康保険の打ち切り理由はただひとつ、保険料の滞納が長期間続いたこと。
その期間に応じて保険証に代わる証明書が発行されるのですが、滞納期間が1年6ヶ月以上続けば保険給付が差し止められることに。
また、滞納した保険料は必ず払わねばならず督促されることになります。
もしかすると、りん氏はこうした状態であり今まで納めて来なかった保険料の督促分を合わせて「収入より高額な保険料」だと述べている可能性はないでしょうか?
以上の様に保険料について当たり前の仕組みとルールに照らして考えると
A:りん氏の確定申告の結果、税務署と村役場からかなりの高額所得者(少なくとも年間所得1338万円以上)であると把握されており、彼女が公開している収入と行政機関の認識には相当大きな隔たりがある。
B:りん氏は保険料の滞納が続き未納分の督促も受けていた。彼女はそれも合算して「高額な保険料」だと述べている。
このどちらか、あるいはそのどちらもという事になるのですが…
どちらでもなく、鶴居村役場が恣意的に、職権を大きく逸脱してまで個人に対する嫌がらせ(不当な高額保険料の請求)を行ったと主張するのであれば、場合によっては「りん氏が鶴居村の対応について事実を述べず不当な糾弾を行っているのでは?」という見方も出てきてしまうため揺るぎない客観的事実を基にした説明を求めたいですね。
告発②:役場による年金記録抹消について
しかしこんなことも、本当にあり得ることなのでしょうか…?
彼女の主張に対するシンプルで的確な答え、それは動画コメント欄に付けられた視聴者からの指摘にありました。
『私の専門外ですが・・・確か・・・国民年金の保険料は納付先は日本年金機構なので、役場は保険料の支払いに関するデータは持っていないと思います。一度、日本年金機構の最寄りの地方事務所に問合せてみてはどうでしょう。りんさんがこれまで支払った保険料はちゃんと記録に残っていると思いますよ。』
まさにこれが大正解。視聴者からの至極真っ当な指摘とアドバイス。
しかし奇妙なことに、この指摘部分についてりん氏の返答は
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240109/18/rin-inakagurashi/3a/d7/p/o0567005415387557885.png?caw=800)
あくまで「役所(川崎市の区役所)の方にそう言われ」たから、で話を済ませてしまい、なぜか指摘の中身をまるで理解しようとしていないかの様な返信。
りん氏にはその区役所職員から、年金データを管轄する日本年金機構の各地事務所に問い合わせること、あるいはネット上(「ねんきんネット」)でも自身で容易に確認できることは案内されなかったのでしょうか?
また、毎年の誕生月(りん氏の場合は3月)に日本年金機構から送られてくるはずの年金記録「ねんきん定期便」は届いていなかったのでしょうか?
りん氏はこの件について
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240107/13/rin-inakagurashi/a3/4f/p/o0864009815386596472.png?caw=800)
ともう諦めたかの様に述べていますが、これもまた不可解なこと。筋違いな鶴居村役場への非難で終えてしまって良いのでしょうか?
年金の仕組みを少し調べてみれば問い合わせるべき場所も分かるはず。
そしてこの後に正しい認識を得た上で事態がどうなったのかをお伝え頂けないと、人によっては「そもそも年金を払ってないからデータが無いのでは?」という邪推も生まれてきそうで心配ですね。
今回のりん氏による“恐ろしい村”告発、鶴居村役場への2つの告発について皆さんはどのように考えますか?
彼女の動画コメント欄で役場への猛烈な批難の声が渦巻いている現状を見てどんな思いを感じるでしょうか?
▽この問題について、You Tubeやネット掲示板でも同じ様に疑問を感じている方々の声がありましたので、その一部ではありますがご紹介しておきます。
・「おまいたちの夜」さん
【りんの田舎暮らしさんを救いたい!保険料が高い理由はたぶんアレだ・・・】
https://www.youtube.com/watch?v=oBpxyGpjcEc
本記事よりもさらに踏み込んだ鋭い考察をされており、必見です。
・「ウシジマくん」さん
【衝撃!りんの田舎暮らしさんが鶴居村によって年金記録を消される】
https://www.youtube.com/watch?v=O5b9cLkd4VM
・「好き嫌い.com」りんの田舎暮らしページ
https://suki-kira.com/people/result/%E3%82%8A%E3%82%93%E3%81%AE%E7%94%B0%E8%88%8E%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97
りん氏の主張や疑問点のまとめ、動画コメント欄の投稿紹介など参考にさせて頂きました。