ブログ有志の知り合いからご寄稿頂きましたので、掲載させて頂きます。

 


皆さん、はじめまして。
2015年に東京から鶴居村の隣、標茶町に移住した者です。
もう30代ですが大学を卒業して2年程で東京でのOL生活をやめて、標茶町に移住してきました。

 

りんさんの動画は23年の6月位から友人から聞いて見ていますが、はじめてのブログ投稿として私が感じた様々な違和感に関してお話をさせて頂きます。

結論としてはタイトルにあるとおりなのですが、外国人から見た日本のイメージが「SAMURAI、HARAKIRI、GEISHAやアニメ、精密機器等の技術は凄い」といったイメージであるのと同じで、りんさんの映像も都会から見た田舎のイメージに沿ったものだと思えてならないんです。

 

田舎のイメージは古いもので言うと「八つ墓村」などに代表される閉鎖的で怪しげ、犯罪等があってももみ消せるといったイメージでしょうか?
よそ者にはとても厳しく、地元の古い慣習を守らないと村八分にされたり、いじめにあうと言うのも田舎の悪いイメージだと思います。

嫌がらせやいじめで分かりやすいのは、先日の雪捨て犯告発動画のようなものでしょう。雪捨てに関しては他の方が詳細に検証をしていますのでこちらでは割愛しますが「自分の所の雪は自分で投げる(捨てる)」というのは北海道に限らず、雪国の共通認識である事はお話しておきます。

 

 

私が感じた違和感というのはものすごく多いのですが、3月はじめに上げられたファルコンさんのXを見て「私が感じていた違和感ってこういうことだったのか」と感じました。
 

 


(汚くて恥ずかしいのですが私の愛車です)

 

少し洗車しないだけでこんなに汚れてしまうのが、冬の北海道です。

決して汚そうとして汚れるのではなく普通に生活しているとすぐにこのくらいは汚れます。私の乗っている自動車も同じで、寒い中でも週に1度は洗車しているんですが洗車前はいつもこんな感じです。

 

それに対してりんさんの自動車は3年間1度も洗車していないのにこのような汚れかたです。

 

普通に3年間も北海道で生活していて一度も洗車していないのであれば、絶対にこの程度の汚れで済むはずはありません。冬の間は巻き上げた雪や溶けた泥水を跳ね上げて汚れますし、夏の間は虫が容赦なく自動車にぶつかって来ますので、鶴居村や知床で3年間1度も洗車していないでこの状態という事はありえないと思うんです。

 

この写真は今年の3月初旬に撮ったものですが、関東や関西と違って道東にはまだまだ舗装されていない道があります。
春先や冬のはじめは溶けた雪がこうして轍を作りますからどんなに気をつけて走っていてもすぐに汚れるんです。

 

 

またいじめや村八分に関してもとても強い違和感を感じています。

上記の通り私も移住者です。当然よそ者ですし移住当初はいじめなどがあるかもしれないとは考えていました。

 

ですがいじめなどは全く無く移住当初から現在までたくさんの人達に優しくされて過ごしています。

他の移住仲間と話す機会も多いのですが、いじめにあったとか村八分にされたとかのお話は全く聞きませんし、昔から標茶に住んでいる地元の方とお話していても、そう言った話はほとんど聞いたことがありません。

 

地元の方のお話では、唯一関わらないようにしている人がいらっしゃると言うことなので、どういった方なのかをお聞きしたのですが、その方は「権利ばかり主張して義務は全く果たさない人、ゴミ投げや雪投げ(北海道では捨てることを「投げる」といいます)のルールも守らず、町に自分の土地の雪投げ(除雪)を要求してくるような人」とのことでした。
「○○さん(私の事です)もあの人に関わったら何されるか分かんないし、みんなから嫌われているから関わらないほうが良いよ」とのこと。

 

「その困った方は村八分にされているんですか?」ともお聞きしました。そしたら「いやぁ、村八分なんていったいいつの時代よ?今はうちだってネットカメラで牛のお産の状態を見ている位だし、朝の搾乳終わってからネットスーパーで注文すれば夕方の搾乳前には届く時代よ?」と。

 

もちろん旭川でのいじめによる女の子の死亡事件もあったように、北海道にいじめが全く無いと言うことではありませんし、職場内でのいじめ、ご近所でもウマが合わない方もいると思います。

ただりんさんのおっしゃるような田舎特有の陰湿ないじめや村八分といったことはありません。

その理由として先ほどの地元の方がお話していたのは、やはり北海道自体が移住者の町であることと移住者同士助け合っていなければ今の生活は無かったことをお話していたのが印象的でした。
実際に私自身も多くの方に助けられて、多くの方の善意に支えられて生活していますから、地元の方がお話してくれた理由に関しても身をもって経験しています。

 

りんさんが鶴居村でのいじめや村八分を何度も動画にして告発していますが、この点も私が違和感を感じたことです。

 

 

また違和感ではありませんが、りんさんが自宅の庭で撮影しているとすぐに地元の人が「撮影してたでしょ?」とのLINEを送ってきて気持ち悪かったと言うことですが、りんさんのご自宅だったところは幹線道路からすぐの所のようですし、誰でも見えてしまうので、それは仕方の無いことだと思います。

そんなところで若い女性が入浴シーンを撮影するなんてどう考えても目立ちますし。。。

 

他にもたくさん違和感を感じるところはありますし、ほぼ全ての動画にいくつもの違和感を感じています。

 

これは私個人の推測ですがりんさんは鶴居村にも知床にも住んでおらず、撮影のためだけに来ていたのでは無いかと思っています。

自動車の汚れの件に関してもですが、住んでいると言う地元情報がひとつも無いけれど住んでいないと言う地元情報ならたくさん出てくる事、北海道で実際に暮らしていたら誰もが分かることを知らないこと、先日の雪捨て動画に関しても実際に住んでいる者からすると他人が捨てたとは思えない等々。


踊るさんま御殿では「知床のクマは優しい」とか「キタキツネを抱っこした」とおっしゃっていたとのことですが、それらも北海道に住んでいるとは考えられない違和感です。
ここ標茶町はOSO18を命名した町ですから、ヒグマの怖さや凶暴さはよく知っています。北海道に住んでいない人も多くの人がヒグマは怖く危険な動物であり、キタキツネはエキノコックスを持っているので近づいてはいけない動物だと知っています。
確かに知らないで近づく人もいますが、そのほとんどは中国や韓国から来た観光客やごく一部の内地(本州より南の)の観光客で、北海道に住んでいる人は幼稚園児でも知っていることです。

ですからタイトルにも書いたように「外国人の目から見た間違った日本のイメージ」だったり「都会の人から見た間違った田舎のイメージ」では無いかと思うんです。

これらはYouTubeの撮影をする上での演出ということなのだとは思いますが、八つ墓村は実在せず鶴居村は実在していますし、ファルコンさんや北海道のジローラモさん、後輩Aさんも実在している方々です。
フィクションであればそのことをちゃんと明記して欲しかったですし、実在する鶴居村や実在する方々にご迷惑をかけるようなことはして欲しくなかったです。