前記事で、個人記録の記事を全体公開にし、
気付いた後に個人記録に編集しました。
通知設定をしてくださっていた方
すみませんでした🙇
先日、祖母が召されました。
祖父と祖母
合わせて23年にわたる介護生活を終えた母。
手続きの書類を提出した日のこと。
受付の方から、
98歳なら施設に入られていたんですか?
と尋ねられ
母はこう答えたそうです。
いえ、いろいろなことがありましたが、
最後まで家で一緒に過ごしていました。
最期は病気したりして
病院で看取りましたけど…
そう話しているうちに
こみ上げるものを抑えきれず
涙があふれてきたといいます。
そして、こう続けたそうです。
感謝しかないです。
感謝しか残っていません…
その言葉を聞いた受付の方は
そうですか すごい事ですね…
どんな介護の講演会よりも心に響きました
と 声をかけてくださったそうです。
多くを語らなくても
その時間の重みを
感じ取ってくださる方がいたこと。
その出来事を、母は涙声で話してくれました。
母がこれほど長い年月を
自分の望みを後回しにしながらも
祖父と祖母を
最期まで看取ることができたのには
理由があります。
20歳で長男の嫁として嫁いだ母は
同居していた義母のあたりがとても厳しく
日々、何度も叱責を受けていました。
長男の嫁なのに、しっかりせんといかんのに
あんたは何もできん
そんな日常の中で
父は実母に対して
こう話していたそうです。
おふくろにはそう見えるかもしれんけど
老後のおふくろの面倒を見れるのは
◯◯しかおらん。
◯◯は、そういう嫁やから
その言葉を母は後に
義母から聞かされたといいます。
息子はそう言いよったけど、
あんたは面倒みきれんばい。
なんもできんやないね!!
厳しい言葉の中で、
夫が自分を信じてくれていることを知った母。
その信頼が母の支えとなりました。
何十年と月日が経った頃
義父の介護が必要だと連絡をうけました。
自分の出番だと感じ、実母に相談をすると
お義母さんとお義父さんのお役に立っておいで
と介護の資格の代金を払ってくれて
背中を押してくれたそうです。
学校へ通い 無事に資格取得し、
再び本家へ戻って同居生活を始めた母。
生半可な気持ちでは、
23年という歳月を支えることはできません。
母の場合、覚悟というよりも
直向きに、純粋に
義父母の役にたちたかった。
その気持ち一心だったように思います。
母自身も
色々な人の助けを借りながら過ごすので
母のする介護は行き届かない所もあり
周囲から指摘を受ける事も度々ありました。
母は時々
泣きながらわたしに電話をかけてきました。
介護は並大抵のことではない。
あらゆる厳しさを真正面に受けつつも
母の言い返す言葉は上手く伝わりません。
母と電話ごしで
辛いよね😭と一緒に泣いてきました。
祖母の最期の瞬間に
わたしは立ち会うことはできませんでしたが
長く続いた危篤の時間を
家族みんなで見守るという経験を通して
看取りというものの在り方を
深く考えさせられました。
その苦しみを
その場にいる家族みんなで
少しずつ分かち合っているような時間。
子ども、孫、ひ孫が集まり、
祖母のその瞬間を見届けるということは
祖母ひとりで乗り越えさせるのではなく
「一緒に越えていく」という在り方
だったように思います。
看取りとは
ただ最期を見送ることではなく
共にその時間を生きることでもあるのだと
感じました。
最後まで、学びにあふれた祖母でした。
70歳の母の人生が
ようやくこれから始まろうとしています。
娘達が出産したとき以外
外泊をしたこともほとんどなく
旅行というものも
ほとんど経験してきませんでした。
世間ずれした母の習慣は
令和の時代とは 少し
かけ離れているかもしれません。
朝、両手両膝をついて 頭を床につけて
父に
おはようございます。
今日も一日よろしくお願いします
と朝の挨拶をする。
父の一番風呂を今でも貫き
いつも最後にお風呂に入る。
自分の人生よりも 我が子よりも
義父母の介護を優先して過ごした。
すべてを赦して義父母を愛した。
これは、誰にでもできることではなく
母だからこそ歩むことができた
人生だと思います。
今の時代の考え方とは
きっと合わないだろうと思います。
でも わたしはこんな母の姿と
祖母との関係性を、この歴史を見る事が出来て
とても勉強になりましたし、
心から感謝しています。
祖母からの学びは
わたしの人生にも大きく降り注ぎました。
愛されるだけが愛ではない。
葛藤も痛みも苦しみも
時として 人格否定するような言葉さえも
何もかもが愛をつくる。
愛は色を持たない。
晩年は 有難う有難う有難うと
たくさんの感謝を伝え
母がくると
あんたの顔をみるとほっとする
と母を愛おしく求める祖母になった。
おばあちゃん 有難う!お疲れ様!
お母さん お疲れ様!
素晴らしい人生を見せてくれて
本当に有難う御座いました!



