2/5に横浜で開催中の
へ行ってきました。
ツタンカーメンに特化した展覧会は
はじめての経験でしたので
とっても勉強になりました。
パンフレットや展覧会の資料を元に記録します
🇪🇬
ツタンカーメンの時代背景
ツタンカーメンが生きたのは紀元前1300年頃。
古代エジプト第18王朝
新王国時代と呼ばれる黄金期と言われていますが
宗教的混乱の後処理の時代でもありました。
父王アクエンアテンはそれまでの多神教を廃し
太陽神アテンのみを崇拝する一神教へと
大転換を行いました。
しかしこの改革は
神殿経済の崩壊 神官勢力の反発
民衆の混乱を招き、国家は不安定化します。
なんと9歳で即位したツタンカーメンは
多神教の復活、神殿修復 首都回帰を行い
秩序を回復させました。
幼い王であったため、
実際の政治は側近たちに支えられていましたが
国の秩序を立て直した王として
重要な存在です。
アクエンアテン像がものすごく大きいです!
王家の近親婚
ツタンカーメンは王家の近親婚の影響を
強く受けたとされます。
DNA研究で推定される特徴は
口蓋裂(軽度)、側弯症
骨壊死(足)、免疫力の弱さがあったと
言われています。
展示解説でも触れられていましたが
ツタンカーメンは
足に障害があった可能性が高いとされ
実際に副葬品から130本以上の杖が出土。
DNA研究では
両親が兄妹、妻も異母妹という
極めて濃い血縁構造が判明しています。
それは血の純化ではなく
神性の純化が目的でした。
王は神の化身。王妃は女神の化身。
神話でも兄妹婚が基本であり
王家の婚姻は
神話の再現儀式でもあったそうです。
描かれる動物たち
マトリォーシカ状の棺
棺が何重にもなっていますが
理由は主に3つあります。
1.物理的保護
2.呪術的防御
3.再生プロセスの象徴化
王を守りながら神へと変容させる「装置」
と考えられていました。
古代エジプトでは死は終わりではなく、
変態(メタモルフォーゼ)と考えられていました。
棺はその「孵化装置」。
層を進むごとに王は変化します。
人間の王→祖霊→オシリス→太陽神と同化
棺はその変容のステージ。
彼は19歳でこの世を去りました。
死因は現在もはっきりとは断定されていませんが、近親婚による遺伝的影響や病気、骨折
感染症などが重なった可能性が指摘されています。
ツタンカーメンが世界的に有名になった
最大の理由は、お墓がほぼ完全な形で発見されたことにあります。
黄金のマスクの後頭部に書かれた
ヒエログリフには
王の頭部と魂を永遠に守る再生呪文が
書かれています。
【守護の祈り】
あなたの後頭部は守られる。
オシリス(=ツタンカーメン)よ、
あなたの首は切り離されない。
【神々による保護】
ホルスがあなたを守り、
トトがあなたを守り、
ラーがあなたを照らす。
【再生宣言】
あなたは再び生きる。
あなたの魂は天を巡る。
あなたは不滅となる。
ツタンカーメンが生きた時代から
現代までは約3,300年以上。
気の遠くなる時間を超えて
こうして現代を生きるわたしたちに
いくつもの視点を投げかけているようです。
謎と不思議は増えるばかりですが
魅力あふれる文明だった事は間違いありません。
素晴らしい時間を有難う御座います🙏



































