グレースを探せ3 フィラデルフィアの惨劇の続きです。
 

アイビーはもはやジョンへの執着をすっかり断ち切っていました。
そして、デイブとの愛に満ちた健全な関係を育てていました。

 

セラピストのゴールドバーグ博士から見れば、アイビーの治療は終わっていましたが、アイビーはまだ満足していませんでした。そして、本人の強い希望で46回目のセッションを行いました。

 

実はアイビーはタートルネックのセーターが着られなかったのです。
デイブがちょっと首筋に触れると、パニックを起こしそうなほど拒絶反応を起こすのでした。


・最後の前世探検

 

【現在のバッファロー】

 

1900年代のバッファロー

 

G博士:いま、あなたはどこにいますか?

 

アイビー:母の家です。夫と口論しているの。

 

G博士:あなたのお名前は?

 

アイビー:グレース・ドーズ

 

G博士:今は何年ですか?

 

アイビー:1925年です。

 

G博士:なぜ口論しているのですか?

 

アイビー:夫のチェスターが私の行動を非難するんです。

 

G博士:どんな行動ですか?

 

アイビー:ろくでなしの夫は、私がほかの男と会うのをとがめるんです

 

G博士:子供さんはいますか?

 

アイビー:ええ、息子が一人。クリフといいます。

 

前世のアイビー、グレースは冷淡で計算高い女性でした。
夫をひどく嫌い、バカにしていました。

 

G博士:グレース、あなたはチェスターが物静かで退屈だと言いましたね。
ではあなた自身はどうですか。

 

アイビー:私は刺激のある生活が好き。動き回らずにいられないの。
ほかの男性と付き合うのも、おもしろおかしく過ごしたいからなの。

 

【当時の女性の服装】

 

グレースはガールフレンドや大勢のボーイフレンドとナイトクラブに出かけました。
当時は禁酒法がしかれていたので、飲んで騒ぐのは容易ではありませんでしたが、コネさえあれば可能でした。

グレースは知らない男にヒッチハイクの合図をして、車に乗せてもらい誘惑していました。
そして、逢い引き用に借りているアパートで好きなだけ過ごしました。
グレースは彼らからもらったお小遣いで部屋代や遊ぶ費用をまかなっていました。

G博士はグレースをさらに前進させました。

 

G博士:いまの年は?

 

アイビー:1927年。

 

G博士:いまのあなたには特別な男性がいますか?

 

アイビー:ええ、このごろはジェイクに会っているの。
彼はこの町に来たばかりなの。
背が高くて、とても頑丈な人。
密売業者だからたくさんお金を持っているわ。

 

G博士:ジェイク以外の男性とも付き合っていますか?

 

アイビー:ええ、他の男性ともデートしています。当たり前でしょ。
でも、私はジェイクが一番好きなの。
すごく不思議なんだけど、ジェイクに会ってから、あの人のことを頭から追い出そうとしても追い出せないのよ。

 

G博士:ジェイクのどこがそんなに特別なのでしょう?

 

アイビー:わからないわ。とびきりハンサムというわけではないし。説明できないけど、どこか夢中にさせるところがあるの。私はあの人と一緒にいるべきなのよ。

 

グレースは夫と離婚して、ジェイクと暮らす計画を立てました。
夫には内緒で、こっそり荷物をまとめたり引っ越しの準備をしていました。

そして、最後の日、夫に離婚を告げました。

 

夫のチェスターは泣きながら出て行かないでくれと嘆願しましたが、グレースは振り切ってホテルに泊まりました。息子は近くに住む母親に預けていました。

 

その夜、ジェイクと落ち合って話しているうちに大ゲンカになりました。

その場面で突然アイビーの表情が変わり、声が低くなりました。
アイビーはジェイクの台詞まで話し始めたのでした。

怒りっぽいたちのジェイクは酔ってさらに怒りっぽくなっていました。
二人はアッという間に激しい言い争いを始めました。

 

ジェイク:バーで連中がどんな話をしているか、知ってるのか。
お前が寝た男どもの話をたっぷり聞かされたんだぜ。まだ他のやつらと寝てるんだってな

 

グレース:誰がそんなこと言ったのよ?

 

ジェイク:バーテンさ。お前のことをよく知ってるぞ。
最近お前が別の男とやってきたって言ってた。

 

グレース:そんなのウソよ!

 

ジェイク:今になってみれば、お前の格好は安っぽい売女(ばいた)じゃないか!

 

グレース:あんた酔っぱらってるのね。
そんなに酔っていたら、とてもできそうもないわね。
(あざけるように笑う)

 

ジェイク:オレをバカにしやがったな。思い知らせてやる!
とことん思い知らせてやるからな!!


突然ジェイクはグレースを殴り始めました。

 

G博士:グレース、どうしたのですか?

 

アイビー:ジェイクよ、気が狂ったみたいに私を殴るの。ナイフで私を刺している。
ノドが、、、私の首を絞めている・・・

 

G博士は彼女を超意識のレベルに導いてから、たずねました。

 

G博士:何があったのですか、グレース?

 

アイビー:信じられないわ。あの男、私を殴って切りつけても足りずに、首を絞めて川に捨てたのよ。無我夢中で抵抗したけど、とうていかなわなかったわ。

 

G博士:グレース、アイビーという名で現世にいるあなたは、ジェイクが誰なのか知っていますか?

 

アイビー:はい・・・ジョンです。

 

この後、アイビーはタートルネックのセーターを着られるようになり、首筋を触られても平気になりました。

 

つづく

 

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